Melancholic Burtons 公演情報 飛行天幕「Melancholic Burtons」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2022/03/19 (土) 14:00

    孤独な少年ウォルター(渡辺望)は、ある日不思議な一族と出会い、
    夢のような1週間を過ごす。
    ウォルターの語りが全編を牽引し、そこに登場人物が絡むかたちをとっている。
    ファンタジーの始まりとしては十分な設定、ダークな展開が楽しみになる。

    ネタバレBOX

    駅で暮らす孤独な少年ウォルター(渡辺望)は、ある日バートンという紳士と出会う。
    バートンに連れられて彼の家族と共に、夢のように楽しい1週間を過ごす。
    バートン一家から「家族になったんだからまた来年も」と言われ、
    不思議な1週間はそれから毎年続いた。
    しかし11年目に集まったとき、ウォルターがしてしまったことは・・・。

    天幕旅団の浮遊感とはかなさを思い出させるスローモーションとストップモーション。
    “失いたくない”という執着心の暴走という、人の心の複雑さが事件を起こす辺り、
    ダークファンタジーらしい苦味が効いていて素敵だ。
    キール(瀧のぞみ)のみずみずしさが、空間に清涼感を与えてくれる。

    #1とあるように、これは#2以降も続く前提で創られた作品。
    ファンタジーとしては十分な謎だらけの設定で、続きが知りたくなる点は成功している。
    だがウォルターのひとり語りが主軸である分、
    他の登場人物の魅力がイマイチ伝わってこない。
    #1では「呪いをかけられて、一人で旅をしなければならない」バートン一族に
    尽きない興味をいだかせてくれる。
    お願いだから早く#2を作ってくれー!

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    2022/03/20 00:40

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