JUMON(反転)/便所の落書き屋さん【満員御礼で終了】『観て来た!』に全レス中!(ただいま1/3) 公演情報 MU「JUMON(反転)/便所の落書き屋さん【満員御礼で終了】『観て来た!』に全レス中!(ただいま1/3)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 短編という印象はまったくなく、美味しいものを2食いただいたような
    色合いは違っていても、両作品とも物語が太い線で描かれていて、がっつりと楽しめました。

    短編を観たという印象はあまりなく、しっかりとしたお芝居を2本別腹でいただいた感じ。それが全く負担に感じられないのです。

    美味しいものは続けて食べられるのだなぁと実感したことでした。

    ネタバレBOX

    両方の作品とも、物語の骨格は太くシンプルなのですが、人物が丁寧に表現されていて粗さをまったく感じさせない。

    物語の流れが観客を引き込む力も強いし、役者達が醸し出す人物の色も、すっと伝わってくるのです。

    ・JUMON(反転)

    なんとかの方舟事件を想起する時点で歳がばれてしまいますが・・・。
    その男女逆バージョンのようなお話し。

    愛に対する新旧(?)価値観の対立の物語である以上に、男女を問わずそれぞれの人物が抱えるものが丁寧に描かれた、群像劇のような肌合いを感じました。

    登場人物の内にある飢えのようなものが、概念に丸められるのではなく個々にきちんと表現されていて。その重なりが物語にしっかりとした奥行きを作り出していていたように思います。印宮伸二、小野哲史や坂本健一、さらには浜野隆之らかそれぞれの色である種の欠落感を表現していく・・・

    小林タクシーの怪演も、キャラクターの内心が絶妙に表現されていてあざとさがまったくない・・・。宍戸香那恵や長岡初奈から垣間見えるエゴにも強い実存感がありました。
    成川知也の中性的表現も、なにか突き抜けていて、うまいと思う・・・。

    佐々木なふみの描く女性、物語に不思議なリアリティを与えていて・・・。また、終盤、彼女の想いがすごく瑞々しく伝わってきたことでした。


    ・便所の落書きやさん

    一人の美人教師を20歳離れた兄弟が取り合うという、どこか少年コミックのような風合いをもった作品、こういうお芝居って理屈抜きで楽しめるところがあって・・・。

    弟役・浜野隆之の抑制を持った演技が作品のベースを作ります。成川知也のヒール役も凄く生きてる・・・。清水那保が醸し出す「無垢な善良さ」テイストが物語に厚みを作ります。

    小林タクシーがきっちり仕事で、こういう物語に欠かせないスパイスを効かせていました。佐々木なふみの酔っ払い美人教師に意外とまじでほろっとさせられたり・・・。

    終わりかたも個人的には好きかも。



    2作とも、本当に楽しませていただいたことでした。

    もちろんお勧めです。

    1

    2009/05/29 15:01

    0

    0

  • blogの方も拝見しました。ありがとうございます。
    MUをお食事に例えて頂いたのは新鮮です。ふふふ。

    特に「愛に対する新旧(?)価値観の対立の物語である以上に、男女を問わずそれぞれの人物が抱えるものが丁寧に描かれた、群像劇」という点はぼくも意識して、ある意味これはぼくらの代理戦争だと思って書いてました。笑

    だから登場人物全員に見せ場(という言い方は好きではないですが)が嫌みの無いようにスッと重なったらいいなと造りました。

    次回は長編ですが、また二本立てでございます。
    ちゃんと別腹になるよう、仕込みますのでご期待ください。
    ありがとうございました!

    2009/06/06 17:24

このページのQRコードです。

拡大