北海道から東京へ。
過去を捨てて今を生きる人々の物語。物語というよりは生活や日常のほうが正しいかもしれない。その日々は勝ち得た誰にも縛られない自由ではなく、負け得た誰にも相手にされない孤独。のはずが、そこにもそこなりのコミュニティは存在する。新参者が現れた事で遣り取りは豊かになっていくが、関係が築かれていけば過去も暴かれていく…。
公開リハの時点では稽古が足りなかったのか、まだ役者に伸びしろがありそうにも見えたり。楽日にも行けたら良かったなぁ。
SKグループは一度しか観ていませんが、これもSK演目からの再演だったみたいですね。傷や痛みを伴うプロセスを経て最後は「どの人物もそれぞれに良い人だったんだな」と思える作風は共通。熱さより暖かさが好きな方にはオススメ。