実演鑑賞
満足度★★★★
古典バレエを初めて生で見た。チャイコフスキーの音楽はもちろん、ダンサー、衣装、美術などあいまって見事なダンスパフォーマンスであった。ワルツ、ソロ、デュエットetc、なんといってもバレエの多彩なダンス表現を堪能。言葉を使わない、セリフを遠くまで聞かせる必要がないので、マイクのない時代の大劇場でも、これなら楽しめたとわかる。
物語は別にすじを教えてもらわないと、舞台を見ただけではわからない。それは仕方のないところ。大きな枠組みがわかった上で、場面場面のダンスを楽しむのが良いのだろう。
前に男だけによるマシュー・ボーン版「白鳥の湖」を見たが、物語は大分違っていた。あちらは魔法使いの娘がオデット姫に姿を変えて現れるなどなく、舞台も現代。拝金主義や通俗的享楽への批判があった。