『GK最強リーグ戦2021』 公演情報 演劇制作体V-NET「『GK最強リーグ戦2021』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    大和企画「胸に月を抱いて」、猿組「猿組式 西遊記~火焰山の辺りの話~」の2作品を観劇。
    今回のテーマは「旅」。
    さて、両作品とも手堅くまとめており楽しめた。しかし、何となく既知感がありガチンコ演劇バトルとしては、正直インパクトが弱い。「観客の投票によりどちらが面白かったか勝敗を決める」という謳い文句からすれば、もっと未知の広がりがありアッと驚く芝居のほうが…。それだけ質の高みを望んでしまう、「観客参加型の演劇イベント『GK最強リーグ戦』」なのだ。
    (上演時間2時間:各45分+途中休憩兼換気)

    ネタバレBOX

    舞台は箱馬4つという簡素なもの。その自由空間をどのように活用し、テーマ「旅」を表現するか。それが見所の1つ。

    ●大和企画「胸に月を抱いて」
     病院ベットで目覚めた恋人が、自分は松井須磨子だと名乗り、慕っている島村抱月を探していると言う。今から100年ほど前、大正期の有名脚本家と看板女優の名である。他人の体に憑依し、魂が彷徨する物語は何度か観たことがある。さて、困った彼氏・佐々木渡は彼女を連れて街に出る。渋谷の父なる占い師の言葉を信じて東京・台場の某所で上原康なるハイパー・メディア・クリエイターに出会う。彼女は、その人こそが島村抱月だと断言する。上原の才能の行き詰まり、世間の評価を気にする等の苦悩を吐露する。それは大正期の島村抱月の酷評続きの苦悩そのもの。時を超越し再会した魂の共鳴を、抱月の脚色・須磨子の歌(劇中歌「カチューシャの唄」)で知られる小説「復活」(トルストイ作)の1節で披歴する。この代表作のシーンが観せ場だと思うが、自分が観た回はここでちょっとしたミスを…勿体なかった。
    想いを遂げた2人の魂が昇華し、現実の恋人同士に戻る帰結は、何となく観た覚えが…。

    ●猿組「猿組式 西遊記~火焰山の辺りの話~」
     西遊記における「火焔山」の話。ちなみに西遊記そのものが旅物語。
    三蔵法師一行は火焔山にさしかかった。この山の炎は、羅刹女が持っている芭蕉扇であおげば消えるという話を悟空が聞きだしてきた。羅刹女は牛魔王の女房で、紅孩児の母親である。実は紅孩児は人の犠牲(火焔山の炎)で生き延びている。かくして三蔵法師一行と牛魔王、羅刹女の芭蕉扇をめぐる死闘が始まった。ラスト、紅孩児の命に係る疑問も回収(生死簿=閻魔帳の書き換え)し大団円へ…。
    こちらは死闘場面におけるアクションが観せ場であろう。広いスペースを存分に活用し小道具(武器)を器用に使いこなす。衣装や得物はそれらしく凝らしており好かった。物語を牽引しているのは、猿組・主宰で孫悟空役の東野裕 氏である。顔付きや仕草(膝を少し曲げ外八の字歩き)など、細やかな演技が印象的である。

    どちらも「旅」イメージは持てたが、両作品とも こじんまりとして行儀が良いもの。当日パンフにも書かれているが、「巴戦方式による最強を決める戦い。競い合ってよりよい作品創りを目指す。これこそGK最大の見所ではないだろうか」とある。何も奇をてらう必要はないが…。
    次回公演も楽しみにしております。

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    2021/05/28 11:38

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  • えざき 様

    コメントありがとうございます。
    また、前説よかったですよ。拍手が盛大にありましたもんね。

    今、コロナ感染症に係る業務(療養型施設-ホテルでの医療従事者との連携)の応援に行くことが多くなりました。この感想も途中まで書いて、仕事に行くことになりました。中途半端で申し訳なく思っており、何とか急いで書き上げました。
    今年の「GK最強リーグ戦2021年」は、業務の都合上、千穐楽は観劇できません。残念‼
    もっとも早い段階で、「千穐楽はチケット予約完売」で、人気のほどがうかがえます。
    業務の都合を確認し、配信で観ようかな(「ラビット番長」観てみたいし)。

    まだまだコロナは収束しそうにありません。くれぐれもお身体 ご自愛ください。

    2021/05/29 16:48

    タッキーさん
    「GK最強リーグ戦2021」ご観劇いただきありがとうございました!!
    両チームともご感想いただけて嬉しいです!

    2021/05/29 16:21

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