D.C. -コドモと家族の物語- 公演情報 劇団YAKAN「D.C. -コドモと家族の物語-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    「全、大人に告ぐ」を拝見。若い人達の直球勝負に好感を持った。今後もこのように、自分に嘘を吐かない作品作りをして欲しい。華5つ☆。(追記愉しみにすべし)

    ネタバレBOX

     この国では大人がダメになってしまったことを機に完璧な子供を育てようということになった。こんなことを考えたのは大人達だ。駄目な大人が考えたものなんかが良い訳が無いことは、まともな子供には分かり切ったことだったが、駄目な大人達には分からなかった。結果、まともな子供達は施設に送られてくる。施設では思想矯正が行われる訳だ。因みにイマジネーションも柔軟性も思考も錆びつき硬直した思考と奴隷思考しかできなくなった塵そのものの大人達は、その反対の豊かなイマジネーションを持ち、柔軟に思考し、ユニークで建設的なパースペクティブを提起でき、オープンマインドで子供達の声に耳を傾け、庇うことのできるまともな大人は憂き目を見ていた。偶々今作に描かれた施設に入れられたマサシ、キキ、ケン、タロウ達を遇する施設長はリュウという左遷組、即ちマトモな大人であったから縛りが緩い。然しこれが中央省庁で問題化されており、アベという官僚がチョッカイを掛けてくる。リュウは有能で暖かい。然しその為にこそ、左遷の憂き目をみている。出世等という下らない茶番にも興味が無い。だが施設も役所、官僚が出張ってくれば・・・・

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    2021/03/26 02:30

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