朝霞と夕霞と夜のおやすみ(ご来場ありがとうございました) 公演情報 FUKAIPRODUCE羽衣「朝霞と夕霞と夜のおやすみ(ご来場ありがとうございました)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    熱い恋愛をどこかに置き忘れてしまった人に、熱く熱く声張り上げて届ける妙ージカル
    レンアイってのは、他人様から見れば、バカみたいだったり、単に恥ずかしいものだったりするのだが、バカになれるほどのレンアイっていいな、というかバカに見えてもレンアイっていいものだよな、としみじみ思う。
    渋茶を啜りながら縁側でそう思う。そんなこともあったなあ、なんて。

    とにかく汗びっしょりの熱っぽさがたまらない。性愛にのめり込んでしまったときのような熱さだ。
    この舞台の熱っぽさも、クセになりそう。
    たしかレンアイの熱さもこんな感じだったよ。
    レンアイって、確か恋愛だったよね・・・。

    全員が目一杯動いて叫ぶというのは、美しい姿なのかもしれない。
    そんなことを何ためらうことなくできるのは、まさに恋愛時代の真っ直中だ。
    「青春」なんて言葉は使いたくないけど、恋愛して、叫んで、走って、踊って、そんな真っ直中にいつまでもいられる劇団なんだろうな。
    ・・・ちょっとうらやましい(笑)。

    ネタバレBOX

    最初は、えっと、これって1人ひとりが同じパターンで出てくるわけ? そこに見えてる全員が? うーん、それはちょっとなあ、と思いつつも、徐々に、というより、ほぼ無理矢理連れて行かれた感じ。

    深井さんの挨拶的な台詞からスイッチが入って、テーマを歌い踊るあたりから、一気にターボ全開で、こちらのテンションも上がってきた。
    テーマは、声でかすぎ、ガナリすぎ、と思ったのは、少しだけで、後は、心も体も弾んできた。

    山登りのシークエンスは、本当に面白く、ずっと笑顔で見ていた。ちょっと哀しくもおかしい。

    ちょっと哀しくと言えば、まどろみながらギターつま弾くシーンは、かなりしんみりした。
    まどろみの中で(過去に出会った)いろんな人たちに囲まれる、小さなアパートの一室(風呂付き)。その語る内容とストーンズの歌。今手にしているものは、コンポやパソコンやギターで、ちょっとずつステップアップしているんたけれど、どこかに置いてきたものを、眠る寸前のまどろみの中で反芻する。そのまま寝て起きたら、また忘れてしまっているのだろうという哀しさ、せつなさ。

    意外と、男女の役割的なものは、古いタイプのように見えた。例えば、ラスト近くで、男性が延々女性を持ち上げて歩くというところにそれを感じたのだ。
    男女の会話においても、男女の役割がいにしえから続く感じのままだったような。男女だけで、男男、女女というカップルもなかったし。
    あまりいろいろ盛り込みすぎるとわかりづらくなるからかな。

    しかし、深井さんって凄いと思う。全員で歌っていても、1人その声に存在感が響く。

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    2009/05/12 04:26

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