アンチフィクション 公演情報 DULL-COLORED POP「アンチフィクション」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度

    鑑賞日2020/07/26 (日) 13:00

    座席c列1番

    ほーんとに久しぶりの風姿花伝、目白駅からの道なり、過去に利用した飲食店、スーパーなどの閉店に目が行き、さながら、薄ーいゴーストタウン風情を感じる。

    ネタバレBOX

    谷賢一さんの主張は、よく解りました。というか、心に届きました。
    それには、おおむね賛成ですし、谷さんの創作の在り方には意見を挟むものでもないでしょう。

    ただ、「アンチ」の意味が、本来の意味の「アンチ」(ここでは「反」というより「脱」という感じだけれど)ならば、やはり舞台観に来ませんよ。
    言うまでもなく、私たちが直に見聞きするもの以外に、ノンフィクションなんてないのだし、「アンチ」だ「ノン」だと言っても、作家の手を通った時点でフィクションなのだから。
    だから、一人芝居と言っても、演劇として観た場合には、その価値はないという言うか。

    コロナ禍だろうが、戦争下だろうが、私は演劇を観に劇場に足を運ぶ以上は、常に最高のフィクションを見せてもらいたい。それが古典だろうが、新作だろうが、再演だろうが構わない。(観たくなければ来ないし)

    コロナ禍が一段落して以降、舞台の案内もちらほら来るようにはなれども、何か皆、上演の免罪符を求めるような機嫌伺いの体、本来は夏休みということで、子供向け作品はありとして(これも雰囲気読みな感じが強いが)、何で真っ向から自らの演劇を提示しないのだろう。音楽劇が多いのもご同様。
    新作を延期ながら上演するチョコレートケーキ、問題作の再演に臨むPカンパニー、今こそ演劇人は、自らのフィクションを胸を張って提示してほしい。

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    2020/08/03 14:19

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