グァラニー ~時間がいっぱい♥KR-14【神里雄大】 公演情報 キレなかった14才♥りたーんず「グァラニー ~時間がいっぱい♥KR-14【神里雄大】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    パラグアイチルドレン
    しかし・・・なんだってアゴラの椅子は座りにくい。まるで幼稚園生が座るような椅子の高さ。そんな子供サイズの椅子に大の大人が座るのだから、なんつったって腰が痛くなる。なんとかなんないのかなー、コレ。椅子だけ変えるとか考えて欲しいです。毎回覆う事だけれど。

    舞台はパラグアイからやって来た思春期時の少年の思い。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    セイヤ!セイヤ!の掛け声と共にウエディングドレスをイメージした女性6人が舞台に登場した時には本当にワクワク。何が始まるんだろう?って。
    そのうちサラリーマンらしき男性が登場。

    町田の喫茶店でサボりながら妄想にふける。これが現実の今で、過去の出来事やパラグアイに住んでた時代の風景とリンクする。

    本来ならこのままのリズムで走って欲しかった。しかし、中盤にそのリズムは止まる。

    14歳の頃、日本にやって来た少年は他者と人間関係の構築の難しさを知る事になるが、一方でパラグアイの素晴らしさも語る。たぶん、パラグアイがすきなのだと思う。そんな郷愁を絡めながら、妄想の中で20代の遊び盛りの母親を登場させるなどお茶目な部分も覗かせる。
    今の自分を形成したのがパラグアイ時代なら、初めて日本に来たときの、日本人の塊(集団意識)には驚いただろうし、その風景も真紀という女性で表現させる。真紀の同僚たちが固まってコソコソとしながら興味本位で異人に近づく様子は可笑しいくらい面白く表現する。

    人間関係は何処の国に行っても何処にいても自分次第の努力が実を結ぶ。
    だから、真紀の母親が言ったセリフがジーーン・・・と沁みる。
    あのセリフに作者の苦労を垣間見たような気がして沁みる。

    全体的にトロピカルな音楽に乗せてパラグアイのパラダイスな情景も演出したかったのだろうが、見えにくい。
    物語りも中だるみがあり作本のツメの甘さも感じたが、それなりに楽しめる。

    他の作品も観てみたいと思う。

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    2009/04/23 16:56

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  • ここの主宰ね、ここだけの話だけれど・・、人前でのお話が苦手のようで、舞台挨拶の時に、緊張で体が固まってて(苦笑!)ぎこちないのよ。でねっ、話の途中で暗記した部分がすっぱ抜けたらしく途中から、レポート用紙なんか出しちゃってそのメモを読んで場をしのいでた。(くすっ!)
    なんだか、可愛らしく良い人なんだと感じた。でね、それから帰る時にもまだ緊張してたのか、足と手の振り方がオカシイ。。?)まるで・・壊れたおもちゃのロボットがギクシャクと、どちらの足とどちらの手を先に出したらよいのか解らないようで、音も聞こえてきそうなくらい、ギクシャクギクシャク・・・してた。(^^;)
    その光景があまりにも可笑しくて・・なんだか目を糸にして、ほくそ笑んでしまいました。(^0^)

    たぶん、そういう人だから、日本に来た時の異人扱いされた状況や人間関係が重くのしかかったのかと。
    パラダイスな人だったら、そんなには重くなっかたのかも?余談でした。



    2009/04/24 18:02

    まだ成長しきってない頃に言葉の違う異国の地からやってくると言うのは、ちょっと想像できないようなストレスでしょうね・・。
    育った文化や習慣も違う、周りの人も風景もまたそう・・。
    タイトルにキレなかったとありますけど、まだ大人としての自信も力も付けていないその年代、普通なら不安で押し潰されそうになるでしょうね・・。


    長じて過去を振り返った時に懐かしさとともに思い出す風景・・。
    映画ならおそらく回想シーンとしてソフトフォーカスで描くような場面なんでしょう・・。

    全体的な雰囲気は南米らしくそんなに暗い感じではなかったみたいですね・・。
    実際にそんな経験をした方にとっては、叙情詩のような、そんな狙いもあるのかな・・。
    レビューを読んでいて、ふとそんな風なことを思いました・・。

    2009/04/24 12:57

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