流れる 公演情報 劇団あはひ「流れる」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    月のように見える時計、揺らめくタバコの煙、自在に変容する空間は時間を伸縮させるよう。松尾芭蕉と河合曾良を軸にし、そこに「鉄腕アトム」の(息子を事故で亡くした)天馬博士、その息子のカタチを映したアトムが入ってくるのは大胆な発想。ジャズの音色も心地よい(生演奏だったらとってもカッコ良さそう)。能の要素を現代に置き換える色々なアイデア豊富で楽しかったです。

    ネタバレBOX

    古典の新解釈が目的の劇団ではないのですが…数ある謡曲から「隅田川」を選んだ理由/こだわり/今上演したい理由がもっと作品から見えてきてほしいと思いました。原作にある普遍的なテーマ、狂おしく子供を思う心…我々が人に抱く「思い」をきちんとすくっていて、そこには胸を打たれました。演技のトーンや役者の動きについては、これが正解なのか疑問が残りましたが、好みの問題かもしれません。

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    2019/06/13 22:23

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