「マンナカノホシゾラ」「カレーライス殺人事件」 公演情報 しみくれ「「マンナカノホシゾラ」「カレーライス殺人事件」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    騙し、を主眼とする公演、団体自体の主眼なのでミステリとか好きな自分としては好みの方向性なので安心して観れる団体。

    席によって見え方の異なる舞台配置で高台みたいなシーンもあるので後ろの方に陣取ると全体が観やすいかも。

    小出しの情報で物語が徐々に浮き彫りになっていく過程で、こういう事かな? と推理する内容が別の情報で崩れ二転三転するのが楽しい。

    何度も観たくなる芝居なのでリピート割が嬉しいし、2つの微妙にリンクする芝居のもう一方にも適用されるのもありがたい。

    願わくばDVDなどの映像媒体の物販があればより嬉しい。

    各登場人物の表面上の情報と裏の情報、秘密、立ち位置や状況。メモ取ったり整理したりしながら観たい。

    カレーライス殺人事件とマンナカノホシゾラ、みる順序でも印象が変わるだろうけど、どちらもとても面白かった。

    ネックとしては座る席によっては首が痛くなりがち(前の方に陣取ると高台が見難い)なのと、カレーライス殺人事件の方は少し暗転が長く感じました。

     何かいてもネタバレになりそうなので詳細感想はネタバレboxにて。

    ネタバレBOX

     思い返しながらダラダラ書きます。

    カレーライス殺人事件
     こちらから観ました。
     タイトルからミステリを想定し臨むとカレーライスを食べる=重罪、頭がおかしいという流れ。殺人か何かの隠語? 材料無くてもカレーならあり合わせでもって作れるという話からガチのカレーライスと想定、つまりはカレーライスを食べる事が重罪、それこそ人殺しにでも匹敵する世界線での話。
     山奥のペンションが舞台で質素婚に集まった数名と部外者1名での犯人探し。探偵たかしと助手みゆきによる情報の整理シーンがすごく探偵ものしてて好きだし、たかしとみゆきの関係も可愛くて好き。
     新婦が依頼人でヒロイン枠、探偵の幼なじみで結婚するのに探偵に気があるような形。望まぬ結婚?
     新郎の父が無駄に怪しいミスリード枠、早々に捜査を探偵に任せる辺り容疑者から外す。謎の花火推し。
     新婦の姉とその恋人、関係を進めたい彼氏と幸薄い感のあるお姉さん。空回りする彼氏と仕方ないなあと受け流すお姉さん、この2人の関係性も好き。あと第一発見者。
     新郎、感情暴走型、父親との関係悪い。結婚をとにかく望む。犯人の可能性皆無。
     ペンションの女主人とすっとぼけた無口系男子のシェフ、良い雰囲気、好き。身長差に萌える。事件の隠蔽が出来ないかと探偵に相談、犯人率薄い? 事件のあったペンションとして売り出すためのアリバイ作り? アリバイ自体は全員にある。
     部外者の女性、恋人の丘に来た、1人で? 怪しいけどミスリード枠とも。
     時々、鳴って光るゴーゴーチャンス、謎。ゴーゴーカレー食べたくなる、販促? 絶対違う。
     シェフ、カレーを片付ける際に髪を取る? というかウィッグ? 完全に想定外過ぎてビックリした、真剣なときは外す流儀。
     進むにつれて人間関係が見えてくる、というか探偵が新婦の兄? 気安さには兄妹感といえば言える、ただし探偵からは、ちょっと気のある友人という反応。
     犯人当てのシーン、探偵が探偵役を奪われる可哀想、だが可愛い。部外者お姉さんの独壇場、とても格好いい。
     探偵のSAN値0からの過去の記憶捏造、これによる人間関係の誤認。想定外だが納得のいく流れ、複線大事。そしてみゆきの不在、イマジナリーフレンド、マジか…素敵カップルというかコンビだけに悲しみ。
     砒素カレー事件がバックボーン、確かに冤罪率の高そうな事件だっただけに納得。まさかこの事件を機にカレーライスを食べる=重罪となった世界線の可能性?
     そして探偵の発狂、拘束されて「カレー食べちゃだめっておかしいだろっ、真剣食べ物じゃないかっ」っていうのに完全同意の共感、親近感。むしろ彼の狂気が現実とも言える。
     探偵が狂気から戻ってヒロインに「これからは頼ってくれよ」となったのに妹として認識しない事への妹の絶望感が凄いバッドエンド。
     探偵は探偵で居ない相棒を探してさ迷う中、妹のみ慟哭と嗚咽が続く大惨事。バッドエンドの中、探偵は相棒そっくりの女の子と逢うボーイミーツガール、救いはここだけ?
     席取り失敗して丘のシーン観にくかった罠。

    マンナカノホシゾラ
     席取り失敗の反省を生かして観やすい位置の確保、大事。
     自堕落な兄と保護者な妹、妹発狂からの飛び降り自殺、衝撃的スタート。兄妹の掛け合い好き。
     一転、兄は編集者として山奥のペンション? にいる小説家に原稿の催促、立ち直っての就職。小説家の代表作がカレーライス殺人事件、仕事場のペンションと近所の丘がモチーフとのこと、そこが繋がるのか!
     恋人の丘は死神の丘という自殺の名所とのこと、来訪した兄は死んだはずの妹について出逢う。死者と出会う丘?
     丘では写真家と待ち人来たらずな女の子が星の話、この2人の関係が可愛い。待ち人諦めてくっつけ、とても良い雰囲気。
     女の子、どうも盲目らしい。
     ペンションに長身の黒い女の子、ゴス系? 格好可愛い、シャー! ずるい!
     イルミだかイルミナ信奉者、友達と毎年来てるとのこと。
     ペンションの雇われ女主人、年長者感だしつつ32歳だった、そしてシャーも32。
     小説家が女主人を使用人みたく扱う、シャー雇い主が小説家? かあさんと呼ぶシーンも、認識がおかしい? 母親ではないはず、妻の可能性も薄いと思う。
     丘、写真家に憧れてた青年登場。待ち人っぽいが否定、待ち人は弟で日記がみつかったとのこと、女の子ツラいなあ、写真家の先生、慰めて! 誠実で奥手感強いので厳しそうだけどもっ。
     兄の過去、冒頭の妹との関係に違和感。回想での会話の自然さ。結婚まだだけどお腹に子供、授かり婚、幸せそう。兄も幸せそう、唐突な電話、妹過呼吸、病院? 婚約者に何かが?
     描かれてないけど、旦那と子供を失って幸せだった頃に記憶が戻っている妹、ツラい。冒頭の兄妹の会話は妹に合わせての違和感か、優しさで泣きそう。それも報われなかっと事にも泣きそう。
     小説家、書けずにゴーストライター製造して新人編集殺してる説。確かにそんなヤバさある。小説家も妹見える? 小説家にも死者が見える? 正気を失った人には見えるのだろうか?
     生者と死者が入り乱れる丘?
     シャーの子、誘拐で子供を亡くしてる? 旦那もかも? 友達は村の出身、女主人と姉妹で小説家が父親?
     小説家、女主人を娘ではなく妻と認識してるわこれ。
     丘の写真家と女の子、既に死んでる? シャーの子が認識してない。それ以前に女の子を小説家が取り押さえようとして兄が居ない人が居るように振る舞うのは狂っていると、直後に妹を視認して発狂。
     シャーの子、元気に村から出た筈なのに写真家の名前呟いて丘からダイブ。写真家は死んだ夫?
     情報量が多い、整理が追いつかない。
     冒頭のシーン再演、妹のダイブなし、虚構? 兄の元に編集が原稿の催促、ゴーストライターを持ちかけあしらわれてから原稿の提出、妹のダイブ?
     編集やめて小説家になった? 妹は幻覚、幻覚の妹に合わせて対応? 妹ダイブしてるから妹の行動はループしている可能性、兄さんつらいなこれ…

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    2019/05/12 07:17

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