満足度★★★★
tsumazuki no ishi×鵺的『死旗』千秋楽観劇。
高木さん寺さんの作品ならば例え表現が過激であっても、現実と地続きな幻想であると信じて向き合えるので、劇場で息を飲みながらも見続けられる。
どうしてこんなに非現実なのに役者達は生々しく演じられるのだろうか。称賛しかない。誰々が演じてるから、じゃなくてそこに居る。
とんでもなくファンタジーなのに、とてもリアル。
混沌として、融合して、逆転すらして、それでもぼくらは生きていく。その姿は美しい。
蝋燭の裸火、雨や川の本水、生命の液体すらも水で表現。スズナリの空間を存分に使い切っていて、狭さではなく密度を感じさせる。
基本的に明かりは暗い、けど、それは時と場所を考えたら当たり前。むしろ、それにプラスしてるから明るいんだろう。加減が舞台美術と合間って美しくて見惚れる。
鵺的というブランドを高く買っている上で、マリカちゃんと祁答院くんが出るなら、と
(予定の読みにくい)私にしては珍しく先行でチケットを買った。引きセンターという要望通りの席で楽しめたことも、ありがたかった。ロビーや客席内の案内も的確だし、安心して見られるって嬉しいこと。
もしかしたら、役者以上に大変だった音効さん。
⚡☔🍃🔫👣
お疲れ様でした。
残美が残美で居れたのは、貴方のおかげです。