死旗 公演情報 鵺的(ぬえてき)「死旗」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/09/12 (水) 19:30

    座席G列4番

    価格4,500円

    開演前、仄暗い中に微かに見える舞台美術を「簡易版・桟敷童子?」と思ったが、開演して照明が入るとますますその印象は強まり、しかも台詞の一部は九州訛りのようだし、しかし内容はもっとダークかつ不道徳だし……ということで浮かんだ【勝手にキャッチコピー】は「ダークでインモラルな桟敷童子」(笑)

    また、ある漫画家の作風を漠然と連想したり、特定の漫画家の作風ということではなく一般的な文字通りの「マンガチック」で無茶あるいは笑える部分があったり、(劇中でも触れているが)某有名小説的な部分があったり、往年の日本の怪獣映画を思わせる部分があったり(私見)、全体的に「見世物小屋の胡散臭さ」が漂っていたりでまさにカオス(爆)
    そんなことから浮かんだもう一つの【勝手にキャッチコピー】は「暗黒神話、もしくは漆黒のジェネシス」。

    誤解を恐れず本音を言うなら(最終的な落としどころはともかく、そこに至るまでは)どちらかと言えば好みではないタイプでありながらも面白く……と言うか固唾を呑んで見入るほど引き込まれたのは芝居のチカラというモノか。

    あと、他団体に所属していて客演している女優さんがたは川添さん、夕沈さんを筆頭にそれぞれ所属団体の持ち味・個性を存分に発揮していたと思う。まさしくキャスティングの妙。

    ネタバレBOX

    全体の不気味でおどろおどろしい雰囲気や新たな人類の登場ということに諸星大二郎を連想。
    また、生まれた赤子が這い出て残美を認識するまでの流れに昭和の怪獣映画に通ずるものを感じた。高木さんも怪獣映画が大好きなようなので意識せずともにじみ出たのではあるまいか?(笑)

    序盤でチセが銃口を自分の頭に向けた時に「だってもう撃ちつくして残弾はないでしょ」と思ったのは「ダーティハリー(1作目)」のせいでほぼ無意識的に発射弾数を数えていたから……(爆)

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    2018/09/16 23:23

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