レプリカに捧ぐ 公演情報 牡丹茶房「レプリカに捧ぐ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/08/18 (土) 14:00

    価格2,500円

    亜季が気付くと覚えのない物置部屋のような場所(会場の特徴を活かした美術が巧み)に閉じ込められており、そこにはもう10日も監禁されている文香もいて……といういかにも牡丹茶房的な(偏見?)不条理な状況に始まり、DART'S?乱歩?な展開を経てアメリカ映画並みの凄絶なクライマックスへ。
    某団体のように「過激な描写が苦手な方はお問い合わせの上」とか告知しなくていいのかしら?(笑) あ、牡丹茶房ファンなら問題ないのか。(爆)
    しかも中盤以降は人物それぞれが首謀者に思えてきてσ(^-^) が得意な深読み・誤読のし放題(笑)、「デス・トラップ 死の罠」的な展開も考えてしまった。

    また、上演時間75分(この回の実測値)にしては体感時間が長く、しかしそれは冗長とかテンポが悪いとかではなく、先の見えない不安・緊張などから時間の流れがねっとりしているように感じたことによるものではなかろうか……ってことは主人公の気持ちを共有できた(共有させられた)のか?

    (ネタバレ気味なことなどはネタバレBOXへ)

    ネタバレBOX

    観ながらメインのお二方の役が逆というのもアリではないかとも思ったが、それでは意外性が減ずるか、と気付いて納得。(←赤猫座ちこさんへの偏見だな(笑))

    終盤、誰が何のためにそうしたかが明かされるが首謀者は当然バレたことを否定しようとするので観ていて誰が本当のことを言っているのか疑心暗鬼となり、「まだ別の真相があるのではないか?」と深読み・誤読に走ってしまう。
    ちなみに菜々美を陥れるのが目的で実は3人がグル、なんてことも考えた。(しっかりハマったな(笑))

    出だしの三場(初日・3日目・10日目)で亜季の文香への呼び方をそれぞれ変えることにより次第に心を開いていったことを表現するのと、四場以降は経過日数を見せなくすることで観客の不安を煽るのも上手い。

    【勝手にキャッチコピー】
    一言で表現すれば「人をくった芝居」です(爆)

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    2018/08/19 10:54

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