疑惑の教室にて 公演情報 カスタムプロジェクト「疑惑の教室にて」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    大千秋楽に行ってきました。
    主宰が「ネタバレ解禁」を宣言されたので、たくさんバラすことが応援になると思います。ちなみに私は0点(笑)。
    それから来年も同時期に「高層ビル立てこもり事件で人質に紛れた犯人を捜せ」というのを催されるということなので、来年の対策としてこの劇団の考え方の特徴をまとめておきましょう。訂正補足を歓迎します。

    コナンさんの解説を前提に書きます。観てない方にはチンプンカンプンでしょうがお許しください。雰囲気だけでも伝われば幸いです。

    ②推理パート
    配られた捜査資料の封筒を開けると資料と解答用紙が入っている。
    問題1 第一夜の殺人ではどうやって足跡を残さずに犯行ができたのか。
    問題2 どうやって高校生探偵を殺したのか。
    問題3 番長は誰か。
    問題4 どうすれば外へ出られるのか(以下の暗号文を解く必要があることが示唆される)。
    暗号文は以下の3行
    山荘か空想
    時風と滝の月に
    奇跡の大予想
    実際は縦書きでふりがな付き。さんそう、くうそう、じふう、たき、つき、きせき、おおよそう。

    ③解決パート
    解答1 チョークの粉をまいて足跡を消した。更にバラバラにした人形を置いてその上を歩いた。
    採点基準:前半だけでOK
    解説1:15分経過するとヒントが告げられるが「資料の写真を見よ」ということだった。バラバラの人形と白い粉がまかれた状態が写っている。
    対策:穴があくまで写真を見よう。場所が学校という特殊性を考えよう(これは実際は無理だなあ)。

    解答2 秘密の抜け道を使った。
    採点基準:理由はいらない。
    演劇パートを振り返ると:
    1.一同がいる場所では南十字星が見えているのでおそらく沖縄であろうと意見がまとまる。北極星が見えないという人もいる。
    対策:実際は南半球なので、一応の結論が出ていても、理由が曖昧ならば、その結論は信じてはいけない(むしろ間違い)。
    2.正午に太陽の方向を確認する会話がなされる。
    対策:南半球なので太陽が見える方向は北なのだ。ミスリードでもあるが「何か方向にこだわっているな」という注意喚起でもある。
    3.「通路の北側に抜け道がある。抜け道は一つだけ」という事実が主催のウサギから告げられる。建物見取り図の上側に抜け道が発見されるが行き止まり。
    解説:ここはこういうことらしい。
     我々:結局抜け道は2本あったじゃない。嘘つき!
     ウサギ:あんな行き止まりを勝手に抜け道と呼んだお前らが悪い!
     我々:捜査資料にも抜け道と書いてあるぞ!
     ウサギ:捜査資料なんてお前らの言動を誰かがまとめたものだ。わしゃ知らん!
    対策:抜け道を通る以外に方法がないので、南半球云々は分からなくても正解を書くことは可能。しかし「それ以外に方法はない」と断言するのは無理なので「これだけ抜け道にこだわって結局抜け道はなかったことにすると、皆怒って来年から来ないので、商売的にありえない」あるいは「観客の非難に作家のメンタルが崩壊するのでできない」と考えよう。結論として、とりあえずこだわっているものを書こう。

    解答3 女子高生
    採点基準:理由はいらない。
    解説:第二夜で高校生探偵は犯人を見ているはずなのに言葉を濁していた。これだけで幼馴染の彼女が犯人と考えるに十分で理由が分からなくても正解は書ける(他の人は陶芸教室で知り合っただけの他人)。彼女が犯人である(状況)証拠はいくつか挙げられていたが、その一つは第一夜に彼女がいた教室の白チョークが無くなっていたこと。それは第三夜にその部屋にいた高校生探偵が赤チョークを使って推理をしていたことから間接的に示される。
    対策:重要な場面での曖昧な演技は見逃さない。

    解答4:解答欄に付属のシールを貼る。
    採点基準:普通に貼ってあればOK。→コメントが正しい。→シールに書かれた文字が自然に読める向きで貼る。
    暗号は以下のように解く。
    全部ひらがなに直せば
    さんそうかくうそうじふうとたきのつきにきせきのおおよそう
    演劇パートを振り返ると:
    主催のウサギの発言に以下のものがあった。
    「扉を開けるには私を満足させること」「苦手なものが無くなれば満足」「掃除機の音が苦手」。バラバラにあって聞き逃してしまうが、これらをつなげると「掃除機の音を無くせ」ということになる。つまり「そうじきのおと」にある文字を消す。結果は「さんかくふたつにせよ」ということで解答欄の四角に(シールを使って)斜めの線を引けば良い。
    対策:引っかかる発言ではあった。使い道の分からないシールをとりあえず貼ろう。暗号が解けなくても、タンザニア云々が分からなくても、シールにはご丁寧に「出口の鍵」と書かれているのだから、何も考えず素直に解答欄に貼れば良い。

    対策の結論:
    理由も含めての全問正解を目指すべきだが邪道の全問正解なら結構いける気がしてきた(←後付けだからねえ)。

    余談:
    南半球でも特にタンザニアということだが、指摘されてみるとタンザニアに関する事柄がそこかしこに散りばめられていた。資料中に国旗、BGMは国歌、コインの写真など。開演前のスクリーンには公用語であるスワヒリ語で物語の概要と犯人が女子高生であることまで書いてあったという。もちろんそんなことが分かるはずもなく大いに笑わせてもらった。笑ったせいでイチャモンを付ける気持ちが失せてしまったのは主宰の狙い通りか。

    1

    2018/08/13 05:33

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    0

  • latticeさんへ

    解答4のシールを貼る向きは、確かタンザニアの国旗と同じ向きである事も条件だったと思います。(/)は正解、でも(\)は不正解。
    絶対難しいですよねー(笑)

    記述された解答の一連を拝見し振り返らせて頂き、印象だけで初代リーダー高校生探偵は機転が利く頼りになる子だったと思っていましたが、

    足跡を残させる為にチョイスした粉が、他に砂糖や塩もあったのに、チョークの粉と見た目が近い小麦粉を選んでいたり、

    気温が暖かくて南十字星が見えるこの場所は沖縄だと自信満々に断言したり、

    目撃した犯人が幼馴染の彼女だった事にショックを受けて、「何も見なかった」と証言して周りを混乱させたり、

    挙句、口封じに抹殺されたり、

    中々のしくじり君だったのですね。振り回しの元凶だった事に今さら気付きました(笑)

    2018/08/13 11:56

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