緑色のスカート 公演情報 みどり人「緑色のスカート」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    3日午後、新宿眼科画廊地下スペースで上演された、みどり人『緑色のスカート』を観てきた。
    これは、コリッチのチケットプレゼントに当たった関係からである。

    登場人物は、男3人に女5人の合計8人。仕事場の同僚だったり同棲関係だったりと、その8人が全員恋愛が絡んでの人間関係で繋がっている。その恋愛が、相手とのボタンの些細な掛け違いから、あるいは勘違いから徐々にズレていき相手との距離が離れていったしまう。その悲哀を描いた作品。ボーイッシュだった女性がスカートをはきスナックで働くようになったり、喫茶店の女性店員同士が同性愛に陥ったりという場面で舞台は終わっている。

    登場人物が全員何らかの関係で輪廻的に繋がっていたり、男女の恋愛が結末で同性愛になったりという手法は演劇の上ではよく使われるものなので、その中に何か新鮮みがないと舞台にグッと引きつけられない。今回は、約90分という時間の中で役者の熱演は伝わってきたが、「それで、その恋愛ってどうなるの」という素朴な疑問に対する根本的な答えがなかったように感じた。女性の淡い視線から感じた男の愚かさという点が浮かび上がってはいたが。ちょっと手を加えれば劇的に変化するような作品だったので、脚本家の感性の問題なのだろう。

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    2018/07/08 22:16

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