満足度★★★★★
蜷川さんが鍛えたプロの役者が演じる 瀬戸山美咲 演出「ジハード」見応えがありました。
とにかく熱い舞台でした。役者と気持ちがシンクしてしまったのか、銃声に思わず体が反応してしまい、自分でもビックリ、引き込まれてしまいました、
人々の複雑な思いが役者の身体を通して流れ込み、ラストでは鳥肌が立ち、涙と震えが止まりませんでした。
瀬戸山美咲さんの、観客と役者の心を地続きでつなげる、とてつもない力、凄すぎます。実績のあるシンプルな舞台は邪念を消すのに役立ちました。
移民、宗教、人種、戦争、そして、
デリケートで、日本人には判り難い話がビンビンに伝わってくるのは役者が脚本を昇華し、そこに生きているからなんでしょうね。外国人労働者受入れを議論している今こそ目を逸らさず、向き合わなくてはならないテーマのように思いました。
埼玉までいった甲斐がありました。