俺の屍を越えていけ 公演情報 feblaboプロデュース「俺の屍を越えていけ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    最後にタイトルの意味がわかる、奥の深いテーマを扱った作品でした。
    真剣な議論の張りつめた空気と笑いが混在していて、飽きないなと思いました。
    放送局の規模がどれくらいなのかなど、この業界についての前提知識がないことが原因かと思いますが、真剣に議題に取り組む姿勢を求めて、一緒に考えようと思って観ていた身としては、消化不良で怒りすら沸いてくるというのが率直な感想です。誰かに肩入れせずに見れば普通に楽しめそうだなと思います。

    ネタバレBOX

    放送局の規模がどれくらいなのか、部門同士の関わりがどの程度なのか、対象となる上司の総数などの知識がないと、「ごめんなさい」と書き続けたであろう三沢さんが優しい人なのか、優柔不断なのかわからないし、どちらかというと後者のように感じられて残念でした。
    また、鳥羽一郎のネタは流石に2回目の投票のときには笑えず、真剣味のない投げやりな態度にしか映りませんでした。
    宗方さんの意思を汲んで投票した北上さんは、本人の意志が全く反映されず自己の保身にしか関心がないように思われました。そんな人が実はハガキ職人でした、と言われても心温まるというより、この人は仮に上司を一人に絞れず、自分達のなかからやめる人を決めるときに三沢さんの犠牲になることもできないような人間だろうなと思いました。
    アナザーストーリーとして、もし上司を決めることができずに、自分達のなかから一人をクビにすることになったら、という話があったら、より人間味のある作品になるだろうなと思いました。

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    2018/05/13 16:25

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