センチメンタル・ソファ― 公演情報 Drama Collection「センチメンタル・ソファ―」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/03/04 (日) 12:00

    素舞台にソファーひとつ。
    オムニバスで4つのエピソード。

    素晴らしい作品でした!
    1時間40分大満足です。

    以下ネタバレに。
    ()内の出演者名は敬称略です。すみません。

    ネタバレBOX

    ソファーにまつわる何かじゃなくて、ただそこにソファーがある物語。
    4つのエピソードのタイトルが○○の居場所となっていて、その居場所がソファーということなのでしょうか。
    ソファーに触れた台詞ももちろんありますが、ソファーをタイトルにしてるんだから、全てのエピソードでもっと重要な役目があってもいいかも。
    あるいは、それぞれのエピソードになんらかの繋がりがあるとかの仕掛けがあっても良かったかも。

    いや、それはでもこの作品のマイナス要因にはなっていません。
    それだけ良くできた作品でした。

    プロローグ、別れるカップル。
    いきなりぐいぐい引き込まれる演技(松浦、祭)。
    この公演のクオリティの高さを予感させられました。

    撮影の出番待ちの話。
    役者の世界にいるものにとってはあるあるかもしれない理不尽ななんとも切ない話。
    出番待ちのふたり(山﨑、谷口)がいい演技でした。
    でも、このエピソード、一般の観客は興味を持つんでしょうか?
    役者の世界のつらさを役者が演じて見せるというのは、例えば料理人の世界のつらさ、サラリーマンの世界のつらさを演じて見せるのに比べると、ちょっと身内話とゆーか楽屋話とゆーかマスターベーション的とゆーか、観客に微妙な壁を作られてしまうのでは?
    良く出来てるだけによけいにそんな懸念が…
    いや、しかし、そんな懸念はラストに吹き飛びましたよ!
    見事なオチでした。

    事故にあった同僚を見舞う話。
    ある程度進むとだいたいの観客がもしかしてアレか?と予想がつきます。よくある話ではあります。
    後輩(森山)が味のあるしかも愚直な熱演をしていてとても好感を持てました。恐らく先輩ふたり(広瀬、山崎)がうまくお膳立てをしていたのでしょう。
    話はアレかとの予想通りでしたけど、それがマイナス要因にはならない、いいエピソードでした。

    通夜の話は、ぶっちゃけこれもよくある話。
    なんですけど、顔をアレにしたことで、超絶大爆笑のエピソードになってるとゆー、これぞ泣き笑い芝居!
    やられたなー。
    兄(山崎…やまざきって出演者が多いなぁ)、弟(五十嵐)、妹(小関)、妹婿(中野)が、いい話をクオリティ高く演じました。
    ごめんなさい。大声でバカ笑いしていたのは、私です。

    最後のエピソードはプロローグの続き。
    クオリティ高いです。

    いやほんとにいい芝居を観させていただきました。
    ありがとうございました。

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    2018/03/04 21:17

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