Table Talk 公演情報 試験管ベビー「Table Talk」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    タイトルから硬派な討論芝居を想像していましたが…ゴメンなさい、嘘付きました…試験管ベビーでそんなことあり得ないですね(笑
    でも、円卓会議なんてホンのちょっぴりで、ほぼ井戸端会議ってのは想像できなかったです(笑)
    ま、会議は下準備と根回しがあってこそ…という側面もありますがね。

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    ネタバレBOX

    さて「革命で活躍した英雄達」の後日談的な構成は、ちょっとニヤリ。大学生の頃に銀英伝とかハマったクチなもんで。
    パンフに濃密に籠められた設定…促されるまま開演前に…読んで本当に良かった。設定の仕込み無しに芝居だけ見てしまうと、正直、バカばっかだから(笑

    過去の活躍の実績に裏打ちされてこそ、このバカぶりが活きるし、微笑ましい。どんなに偉業を成しても、仲間内じゃ、やっぱバカやるものなのよね。…同人誌的な楽しみを味わいました。

    笑いとしては、ボッテガ王のなんちゃって言語のあれこれ…、ハイランダー・スミスの炸裂する下ネタの数々が痛快。

    そして、情けなさを極めつくしたガリガリ君こと宰相モンクオーレが一推しでした。
    これが、後世の歴史家にこそ評価された"偉人"というギャップが素晴らしい、大絶賛​。

    そんな風にひたすら政治をコケにしまくったコメディ展開の中、最後の最後に、革命の暗部が首をもたげたのは良い仕込みでしたね。伏線もあったし。
    そこで、素人に勢い余って本質を諭されるとこまでは良い…うん。

    でも、最後はミッソーニ王の思い付きで大役を若者に丸投げした様にしか見えなくて。実際には、もっと周りがケアするんだろう…と想像はできるんだけど、それをもっと匂わすように描いて欲しかったかな。
    そこすら風刺であるなら、それはそれでも良いかもしれないけど、それじゃパンフで積み重ねた設定が台無しなので、それはきっと無いよね、うん。そう信じたい。
    画龍点睛を欠いた感が最後の最後に出ちゃったのが惜しかった。

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    2018/01/05 21:59

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