ふしぎな影 公演情報 世田谷シルク「ふしぎな影」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    世田谷シルクとスウェーデンのTeater Sesamとの共同制作。
    影絵+人形+ダンス+無言劇によって構成される作品。

    (あとはネタバレboxへ)

    ネタバレBOX

    現実世界ではあまりいいことがない少年が、林の中で動物や昆虫、兵士など不思議な影たちと出会う。

    そこで少年は「与える」ことを学んだのではないか。
    「与える」ことを学んだ少年は、戦争や宗教対立などに苦しむ人々に「愛」を「与える」。

    宗教も、最初は1つのものだったのだが、(教義の解釈により)分かれてしまった。そして(覇権)争い。
    自らが持っているものを「与える」というところに宗教的な意味を感じた。

    少年から「与えられた」人々は、「与えて」もらうことで「潤う」。
    互いに「与え合う」わけでもなく、「救世主」のように誰かから「与えられる」ことで「癒やされる」人々。
    そこがこの作品の問題点でもあるように思えた。
    救いの神はどこにいるのか?


    どうでもいいことだが、影絵で見せる戦闘機は、先尾翼とデルタ翼が印象的なスウェーデンのサーブ・グリペンか。

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    2018/01/05 18:23

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