『始まりの扉』 公演情報 演劇ユニット キミハドコニイル「『始まりの扉』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

     キミハドコニイルは、日本劇作家協会の戯曲セミナー2016年度修了生有志によるユニットによって立ち上げられたそうだ。記念すべき第1回公演のAチーム4作品+AB両チームの共通作品1作を拝見。玉石混交。(各作品の評価はネタバレで)

    ネタバレBOX


    「STEREO TYPE」:役者の言い間違いか脚本自体の間違い或いは誤植か、日本語として正しくない表現がいくつもあって幻滅。この時点で話にならない。役者の演技も稚拙なうえに噛むシーンもあって評価は2.
    「古希くれないに」:お締めの頃からの幼馴染が古希を迎えた頃、今まで過ごしてきた日々と仮に二人が結婚していたら、などの話を女の生きる意味を失ったような倦怠についての相談ごととして描く。役者(男、女各1)の演技も上手く、シナリオも中々こなれた作品であった。因みに男は生物学者、女は薬剤師をしていた。評価4
    「おおかみと7匹だった子やぎ」:無論、童話をベースにした作品で、面白さという点では、これが本日NO.1 。笑いが多い作品なのでネタバレはしない。但し1点だけ気になったのが、狂言回し役のTVの子供番組に出て来そうなお姉さんキャラの発声が、小屋のサイズに対して大きすぎる。シナリオ、演技共によし。評価5
    「オーディション」:状況設定が、余り明確に示されているように思えなかった為か、作品自体の印象が薄い。評価3
    「ひとりぶんの嘘」:2016年度劇作家協会新人賞受賞作家、南出 謙吾の作品だが、印象は薄い。評価3

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    2017/09/15 06:49

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