満足度★★★★★
鑑賞日2017/08/10 (木) 19:00
価格3,500円
研ぎ澄まされた鋼(はがね)の刃(やいば)のような緊張感。そのソリッドな感覚と焦りや苛立ちから声を荒らげてしまう部分があるのが「ハツビロコウ味」。犯行直後から始めて各人物のモノローグなども挟みながら過去も見せ、クライマックスは……な構成が巧みだし、生い立ち的な部分は事件を起こすような人物に特有のものでなくむしろ至ってありそうなあるいは普遍的なものなのも深いなぁ、と。いろんな意味で面白かった。
あと、オペブースを使っている様子がないな、と開演前に気付いた通り音響・照明の大半も出演者が操作しているという……。
音響面では他に開場時から流れている「アレ」と、最後に流れる「あのアーティストのあの曲」(←「あのアーティストの曲」でも「あの曲」でもない)にも納得。