満足度★★★★
たぶん、好みで分かれる舞台好みは、「あゆみ」、「反復かつ連続」。その中でも、「反復かつ連続」はすっごい、良かった!以下はネタバレBOXにて。。
ネタバレBOX
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2009/01/28 17:34
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2009/02/02 12:10
2009/02/01 23:37
2009/01/30 00:50
2009/01/30 00:29
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どの芝居も万人に受け入られるってことはありえないと思う。
だから、えりおのように正直に書いてあげることが、劇団にとってはすごく為になる事だと思う。
だって、小劇団の観客の殆どは知り合いとか劇団繋がりが多いから、まともに正直な意見は言いづらいでしょう?
たぶん、感想を求められると『良かったよ』とか『面白かった』しか、言わないよね。言えないし。
だから、ワタクシ達のように一般ユーザーの意見や感想は、劇団側にとったら物凄く貴重なはずなのよ。
芝居に対するパッションや感性は人それぞれ違うけれど、きちんと「正直に書いてあげる」・・これが劇団に対する思いやりだと思う。
だから、ダメはダメでいいと思う。
>たぶん他の脚本家の方達誰でもできそうな気がして・・・。
ワタクシはむしろ、逆だったなぁ。(^^;)
3人があゆみになったりならなかったり・・。
単純だけれど単純じゃない、時代の経過も織り込んで現在のあゆみにまで視点をおいたところも、素敵だと思った。
ああいう作り方って他の脚本家ではあまり見かけない気がしたし。
すると、今度は30歳のあゆみ、40歳のあゆみ、50歳のあゆみ・・・と人生を全うするまでのあゆみも観てみたいのよ。
そんな感じ。(^0^)
>見せ方+ストーリー性が欲しかったです。
ん。(^^)見せ方があまりにもあっさりしてたから、なんだろー?と思うかもしれないけれど、ストーリーはあったと思う。
「反復かつ連続」が、一番気に入った作品だったけれど、これも年月のある作品だったと思う。
お母さんが最後にお茶を飲むシーン。これで、物語の全てが活きる。
お母さんは走馬灯のように自分の生きてきた年月を思い起こすのよね。
子供たちがまだ小さくて賑やかだったあの頃を・・。
そうやって、自分の人生をかみしめながら、「自分の人生はそこそこ幸せだった」とその表情が語るのよ。
人の営みは太古の昔から同じように永遠に続いてきたけれど、きっと、あのように平凡に生きることこそがニンゲンにとって大切なことなんだ。って、そう感じた作品だった。
深い。物凄く深い。と思ったね。
でも、きっと、えりおのように感じた人も実は多いと思う。
もっと内容が濃くて魅せる劇作家も多いからね。
脚本家は、今度はその課題を肝に銘じて向上すると思う。しなくちゃいけないし・・。