雨季 公演情報 演劇ユニットG.com「雨季」の観たい!クチコミとコメント

  • 期待度♪♪♪♪

    正直、チラシを見たときは少し引いた。なぜなら、濃い。びしょ濡れの髭の大男と長いマツゲのグラマラスな女の抱擁は、夕食を1回抜きたいくらいだ。
    ストルガツキー兄弟の作品は読んだことがないが、原作の「みにく白鳥」は2人が共に作家として専業になったばかりの頃の作品で、プロとして広く認知されたころに当たる。
    しかし、結構発禁にもなっている中、よくぞ国内にとどまり続けて創作活動を続けたものだ。当局の監視も厳しかったのだろうな。
    兄は日本文学研究者、弟は天文学者兼コンピュータ技術者。
    この経歴だけで食指は伸びる。親密さとSF作品としての深みを漂わせる。

    さて、興味はなぜ今、このけして日本でもあまり知られていない(と思う)小説を、舞台化するのか。それが一番。小説と舞台は異なる表現なので、タイトルを「雨季」としたことに何か意図はあるのかな。単に舞台を判りやすくしたのかしら。(「みにくいアヒルの子」と間違われて、親子連れで来られても困るし、ってチラシ観たら来ないわ!)
    いや、まじめに知りたい。ということなら観るしかないのか。
    SFの舞台は、予算をかけないとなるとアイデアが勝負。舞台装置がせこく感じられたり空想を招かないと、もうそれだけで世界に入り込めない。

    まずはSFとして、そして現代で演じる意義に期待したい。

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    2017/08/10 13:21

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