満足度★★★
鑑賞日2017/07/01 (土) 21:00
1日夜、新宿のスペース梟門で上演された美貴ヲの劇公演『月経ファンタスティック』のアダルトヴァージョンを観てきた。思えば、1年前に『ブス土』を観て以来この劇団の動きが気になっていた。今回も、月経をタイトルに付けるなかなか過激な舞台のようで、期待して出かけたのだった。
舞台は、とある会社に勤める三十路の男女の恋愛物語を核に、その女性が実は月から来たカグヤだったり、男が成り行きで生きている半端感丸出しだったり、月経ちゃんが女性達の前に現れて月経をスタートさせる意味を暗示したり。と書いて思うのは、劇の内容というか進行の仕方は1年前の『ブス土』と同じような手法なのだが、言いたいことが観客に十分の伝わってくという構成では無かったのが残念。
それと、どこがアダルトヴァージョンなのかが曖昧でもあった。
劇から何かが伝わってきたかと言えば伝わってこなかったし、面白かったと問われれば、特に面白いわけでもなかった。脚本的に内容が中途半端だったように思えてならない。