おーい、救けてくれ! 公演情報 新国立劇場「おーい、救けてくれ!」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

     サローヤンの一幕劇だが、演出はかなりオーソドックス。その分、役者個々の仕上がりが勝負を決するような力量勝負のステージであった。

    ネタバレBOX

    上演時間は40分弱。朗読形式とは言っても照明、音響などはキチンと効果を上げるように作られ、力勝負をしている役者陣を盛り立てる。
    余所者が、婦女暴行容疑で監獄にぶち込まれるが、ここで働く少女と恋に落ちる。その少女との淡いが燃えるような恋と、対比されるように描かれるコキュにされた男、そして浮気性の妻の嘘が導いた結末は、銃社会とリンチなどの伝統によって臭い物に蓋をし続けて来たアメリカの悪しき保守性であった。日本と異なり、自分の恥を隠す為に簡単に人殺しをし得る銃社会の問答無用性を的確な距離で描いている点、サンフランシスコへの道行を果たせないことが明らかな結末が、何とも切ない。

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    2017/06/26 01:56

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