女吸血鬼カーミラ 公演情報 TremendousCircus「女吸血鬼カーミラ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    鑑賞日2017/06/16 (金) 19:00

    座席1階1列

    価格2,800円

    会場でのアンケートを中途半端(コメント入れて評価欄を書き忘れ)に書いて出してきたので、あらためてコメントします。「吸血鬼カーミラ」の本編を、現代→過去→本編と展開し、カーミラ(過去→本編)とローラ(現代→本編)と膨らませたアイデアは、吸血鬼として生きる2人の愛情劇を時系列で見せ、憂いを湛えた耽美な恋愛物語を豊かにしている。その点では秀逸だと思う。

    ネタバレBOX

    そして、過去にバートリ・エルジェーベト的な人物として、カーミラの存在を位置づけゴシック的な怪奇譚を設置したまではよい。問題は現代。
    劇団の方針として、現代の問題を必ず盛り込むらしい(これは挨拶の時に明言していた)。現代編にその辺りが顕著に盛り込まれているのだが(ブラック企業、AV強制撮影、福島原発事故etc)、これがとにかく全部をダメにしているとしか思えない。カーミラの死後、永遠の生を引き受けたローラが現代でどう生きているのか、これはとても興味あるテーマだし、彼女の中でカーミラがどのように存在し続けているのかは是非見てみたい。それが、現代編では、いきなり「捨て吸血鬼」の設定で、クリスマスにブラック企業に勤める女性と寿司を食べているという設定は、何ともはや、、、どうしても現代の問題を盛り込むための設定で、笑いも上滑っているとしか言えない。正直、かなり引いてしまった。(帰りたくなった)
    本編が小ネタ満載で笑いを誘いながら、耽美的であることを逸脱しない丁寧かつ本格的な演出で十分に見せるだけに残念な気がする。
    過去編の猟奇と愛憎劇の描き方も、徹底していて好感なだけに、もったいない気がしてしまう。現代的な問題意識を入れ込むことを否定するものではないが、うまく透かし絵のように入れ込むことはできなかったのだろうか。
    もったいない。(あるいは、現代編のテイストで、過去編・本編も作ってくれれば、その方がいさぎよかったかも。ただ、私は支持しなかっただろうけれど)

    現代編はかなりの熱演なのだけれど、(絶叫調なので、隣の女の子は耳を塞いでいた)
    それも何か少しうざったい気もする。ただ、皆さん満身創痍のようで、稽古の激しさは伝わってきたけれども。

    そうそう、ゴスロリ衣装で来ると割引があるというので、期待していたのだけれど誰もいなかったな、残念。

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    2017/06/19 11:53

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  • ご来場いただきありがとうございます。
    劇団TremendousCircusの田中円と申します。
    ご指摘ありがとうございます。
    現代編は私たちにとっても大変な賭けとして採用しました。
    貴重なご意見として次回参考にさせていただきます。

    次回作サロメでは現代の問題はまた別の形で取り入れられるよう
    精進いたします。
    またよろしくお願いいたします。

    2017/06/24 22:47

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