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ぽこフェス2017
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ぽこぽこクラブ「
ぽこフェス2017
」の観てきた!クチコミとコメント
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Lost in Wonderland(253)
満足度
★★★★
オムニバス3作品(再演の物もあるとの事だが私は全て初見)
ネタバレBOX
『マグロ』脚本/渡辺芳博出演/都倉有加、森田ひかり、渡辺芳博
渡辺芳博さんの書くホンはぞわっとする。
そして、根底に人の心理とそこに至るエゴのようなものを感じる。
今作、最終的にはかなり、怖い。
一見、不条理な登場人物も話が進むと、その理由が明かされ、ぞわっとした。
風俗(デリヘル嬢)の女(森田ひかり)、寿司屋の大将(都倉有加)。
「普通」にみえる人間の「普通」って何だろう?
いつも、渡辺さんの書くホンを観ると考えてしまう。
好きな男が働かない・身体を売って養う女。その女の仕事の割り切り方は理に適ってる。
「男の訳の分からないプライドなんて・・・」と話が弾む女二人。
何気ない気持ちで大将の「話」を聞き始める。
その話の狂気さに気がつかない大将の怖さ。
誰だって「それは普通でしょ」って思ってる。
そこに至るプロセスは様々だが、あの不条理な登場人物の意味も明かされる。
森田さんは徐々に巧くなってきたなと思う。
言葉のウラガワに含ませる感情の伝え方が巧くなってきた。
客演の都倉さんは前回公演でも若々しくない(褒め言葉)妙に艶っぽさがある俳優さんだと思っていて、あの大将の狂ってるけど、それが「間違ってるけどまっすぐな愛」なんだろうなって感じを受けた。
『僕はスッポン2017』脚本/杉浦一輝&三上陽永出演/坂本健、三上陽永、都倉有加
杉浦一輝くんのホン。
彼の書くホンは歪んでるんだけど、個人的には好き。
ホント、歪んでる
でも、切ない。
好き過ぎて食べてしまいたいという表現があるが
これは「あなたが好きで大好きで、貴方の為なら食べられてもいい位、好き」
という強力なラブレターのようなホンだなと。
歪んでるけど。
きっと、自分の事を愛してくれて、優しくしてくれて、自分の事をみてくれる人が
少なすぎたからなおくんの為に・・・ってなったのかな。
悲しいけど、切ない。
『初めまして、山田です』脚本/杉浦一輝 出演/高橋玄太、渡辺芳博、シークレットゲスト/磯部莉菜子、梅津瑞樹
杉浦くん新作。
これは、出演の渡辺さんの力技というか、結構、ズルいホンだった。
コミカルな流れで進んでいき、まじめな高橋玄太さんの元カレと、律儀な3年4か月と15日のストーカーの渡辺芳博さん。
可愛い恋愛質な女の子(磯部莉菜子)。前作も小悪魔的な役柄で愛らしい方だなと思ってた。
客演の女の子が皆さん可愛い。
そして、コミカルに痴漢やら、フラれるメンズやら、で客演の虚構の劇団の梅津瑞樹さん。
この方は面白い事きっと、巧い人なんだろうと思っているが、もう一歩、抜けると
凄く面白くなる人だと思う。
彼女を廻っての話だが、最終的にほんわかとしたええ話になったという。
ただ「ええ話」の視点は「おとこ」サイドから見た視点。彼女にとっては「いい迷惑」となる可能性が高い。
三作ともどこの「視点」から捉えるかで受けるイメージも大分変わる。
「おとこ」の視点なのか「おんな」の視点か。
と言ってる私自身も「正しい」のか?と問われると
断言できないような気持ちもある。
いい意味で今どき感が無いのがぽこぽこクラブの空気感だと勝手に思ってる。
「こういうのやりたい、書きたい」だから「やる」といった感じ。
メンドクサイ事も沢山あるだろうが、やりたい事やっていって欲しいかと思う。
音響や照明のオペレーションも今回はメンバーで行ってるとのこと。
事前に今作の照明に関してのtweetで実際観て、納得。アイデアで表現は色々具現化出来るんだなと。
ホリゾンの色合いが綺麗だったし、すっぽんの時は気持ち悪いとか、不安とか、そんな心象が伝わってきた。
あと、楽屋側のオンとオフ出来る裸電球。句読点のような役割で物語の切り替えにイイ感じだった
今回中央の舞台に対して対面客席。
入口入って左側はある種通常席・右は舞台の一部になるような臨場感溢れる客席といった感じ。
3作とも演者の向きが自然に双方から観られるように途中でチェンジするなどあり。
オムニバスと言う事で一作毎の尺は短いのだが、観終ってあれやこれや反芻すると、
とてもホンが深いな~と。
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2017/05/22 22:00
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