夜の来訪者と朝の来訪者 公演情報 制作「山口ちはる」プロデュース「夜の来訪者と朝の来訪者」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/05/08 (月) 14:00

    8日午後、下北沢のOFF・OFFシアターで上演された『夜の来訪者と朝の来訪者』を観てきた。これは、プリーストリー作、山崎洋平(江古田のガールズ)演出の『夜の来訪者』と、小林光(江古田のガールズ)作・演出の『朝の来訪者』を、各々日時を変えて対として上演しようといく企画である。厳密に言うと、作品内容からは対となる作品では無いらしいのだが、それはともかく、自分はこのうち『夜の来訪者』上演2チームのうち月チームの上演を観た。プログラムによると、この月チームの舞台はシンプルでオーソドックスなものではなく、主演となるグール警部役のカトウクリスによる『夜にクリス来襲』という感じに仕上がった舞台らしいかった。
    いずれにしても、「江古田のガールズ」系の舞台は初めてだったので、期待して観に行ったのであった。

    ネタバレBOX

    話は複雑なようで単純。家族と娘の婚約者とで内祝いをしていた街の実力者の家に、1人の警部が尋ねてくる。なんでも、若い女性が薬を飲んで自殺した件に関して、一家に聴きたいことがあるという。最初は見知らぬ女性だと思っていた自殺者が、実は内祝いをしていた父親の会社の元従業員であり、娘の行きつけの洋服屋の店員であり、婚約者の元同棲相手であり、母親が議長を務めている「援助を必要とする女性へ援助する委員会」で援助を拒否した相手であり、一家の息子の子供を妊娠していたことが順次明らかになる。しかし、警部の帰った後、父親は警察へ、婚約者は病院に事実確認を行い、該当する警部や自殺者が居ないことを知り、一同その夜に明らかになったことを無かったことにしようと思い始める。しかし、そこに一本の電話が。若い女性が自殺し、その件に関して話を聞きたいので刑事を差し向けるという。一同、ぎょっとして顔を見合わせる。

    プログラムにあったように、主役・グール警部の存在感が大きい。これは、演じていたカトウクリスの役者としての力に依るところ大だろう。次いで好演だったのが、、娘を演じた山口栞。好演というか熱演だったのが、父親役の真心。客から笑いも泣きも引き出さないにもかかわらず、客の目、いや神経を舞台に釘付けにしたことは、芝居原典とも言える形態のこの舞台全体のレベルの高さを物語っていた。客席に空席があったことが残炎。こういう舞台は是非観てもらいたい。

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    2017/05/11 13:35

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