「蝉の詩」 公演情報 劇団桟敷童子「「蝉の詩」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    悲惨な人生の話だと事前に聞いていたのでハラハラしながらの観劇でしたが、みなさんエネルギッシュで今までにないくらい笑ってしまいました。壱穂さんと亀吉さんがかっこよかったです。男どもはなあ・・・。このだめさ加減をいとおしいみたいに思う人もいるのかもですが、とくに鍋六は殺されてもしかたないかと言う感じですが、頑丈で良かった。
    舞台美術もいつものことながら作り込まれていて良かったです。

    ネタバレBOX

    織枝が鍋嶋家に引き取られ高校を卒業して就職するところまで波瀾万丈でした。その後一人になりホームレスになってしまうまでのことはほとんど語られておらず、想像するしかありませんが、その語り口からして不幸だけだったとは思えません。人生の最後が悲しくてもその人の人生全てをそこで判断はできないなと思いました。幸せな思い出があるからこそ、あそこで「生きろ」と言われてまた生きようと思えるのだと思いました。

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    2017/05/05 00:52

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