〆 公演情報 ゆうめい「」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ゆうめいの観劇は2作目。「弟兄」を見終わった後の胸の奥が少しすっとする感覚が心地よく、今回も見に行った次第。暗いテーマを題材にしつつ強烈な笑いを生み出しているという二つの極を同時に現出する演劇はエネルギーに満ち満ちていて魅力的だ。

    「〆」の「池田亮」と「弟兄」の「池田亮」は違う俳優さんなのだけれども、その二人が池田亮を媒介としてオーバーラップしていたのが印象的。アフタートークでも言われていた、池田亮に寄っていく、ということなのだろうか。

    ネタバレBOX

    「演劇への昇華」や「観客に伝えたいことの明確化」が十分になされていないという批判?批評?もあるようだが、笑えればそれでいいじゃない、とも思ってしまう。精子観察キットとか2ちゃんのスレとかめちゃめちゃ笑った、元気もらえた、それでいいじゃない、と。
    でも、ゆうめいにそこで留まって欲しいとは思わない。「〆」は池田本人が経験したこと、その自分なりの解決策を観客に生のまま提示する作品だった。それを、これからの作品作りでどう超えていくのだろうか。それも楽しみ。

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    2017/04/24 10:35

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