パーマ屋スミレ 公演情報 新国立劇場「パーマ屋スミレ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    前向きに泣ける舞台
    1960年代の九州、炭鉱町を舞台にした感動作。鄭義信の在日韓国人三部作の一つで、新国立劇場が一挙上演。三部作の中でもかなり悲劇的な物語だが、その涙はなぜか前向きな香りがして、心の底から見て良かったと思える。

    東京五輪があり、高度成長の最中の日本で、石炭から石油へ世の中のエネルギーが変わる時代。その波に翻弄され、会社にも国家にも見捨てらた家族の人生。あの頃の出来事を歴史にしてしまうのはまだ早い。豊かになったはずの現代日本でも、会社や国家に捨てられて苦しんでいる家族への想像力が問われる。
    この舞台は歴史を振り返っているわけではなく、私たちが気づかないでいる現実への扉となっている。

    掛け値なしに見る価値のある舞台だ。俳優たちの実力が、それを支えている。

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    2016/05/22 16:44

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