満足度★★★★★
無題1759(16-049)
15:00の回(快晴)
14:25受付、整列、14:30エレベータで5Fへ(やはりここでも最初の列の順番は崩れる)。
ここは2回目(風琴工房「proof」2014/5)、d-倉庫での初演を観ていてこの作品では2公演目。「proof」のときとは客席の位置が逆、海側をみていることになりますが、みえるのは空とビル、ときどきモノレールが通る。
風が強そうで一つ下の回のベランダに置いてある緑の枝、その先が左右に揺れています。
劇中、ヘリコプター、クラクション、音が聴こえてくる。
15:06前説...突然始まり~16:00終演。
ダンサーの出入り口ひとつ..のはず..が、今回も意表を突かれ少し慌てる。
いつも思うのは、木村さんは何を見ているのだろうということ。何かをじっと見つめているような眼差し。まっすぐな視線の先には何かを超えたものがあるといいたそうで、そこに行こうとする、生まれたばかりの本能、もがき、あがき、解放されたい欲求を感じる。大きな窓の外は飛んで行けそうな広い世界、こちら側は閉じ込められた小さな(でもとても安全な)空間。
身体が欲する欲求、客席に背を向けじっと座っている時間、床面の曲線は文字以前のメッセージだろうか。
珍しく重い音が響いてきました。