ミセスフィクションズのまんがまつり 公演情報 Mrs.fictions「ミセスフィクションズのまんがまつり」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    丁寧なのにヌケ感アリ、たしかに漫画っぽかったです。
    原作をひとつも読まずに観劇。
    「原作知らないと【漫画の舞台化】感をあじわえないかな?」
    と思っていましたが、
    開演前の仕掛けにより
    未読でもその感触を味わえるようになっていて良かったです。

    5作品オムニバスで上演時間70分と、
    数字だと慌ただしい印象を受けましたが、
    せわしなさを感じませんでした。
    ゆるゆるっとした、
    でも「これがコマとコマの【間】なんだろうな」と思わせる
    丁寧な造りでした。

    ネタバレBOX

    自分はいわゆる「2.5次元舞台」もすこしだけみていますが、
    あちらのように「漫画を実体で再現する」
    のではなく、
    「漫画を舞台表現に翻訳した」作品群だったな、という印象でした。


    『いまなく』は
    走る二人の表現と、
    ミヤの描写(画面端から見える感じ)が好きでした。
    電車に乗っているときのメーコちゃんの表情で涙ぐみました。

    『橋』は
    とぼけた感じの女子の会話、 
    突っ込み役(?)の女子Cの冷めた感じが楽しかったです。
    女子高生の頃って
    たしかにあぁいう刹那的なところあるなー、と。

    『リンゴの国のお姫様・森田早紀
    (源氏名 姫)』は、
    事情が判明するまでの時間が長めかな、と思いましたが
    全体的に見ると清々しい話で好きです。
    トッピング云々のセリフがツボでした(笑)

    『恋の草鞋編み』
    設定からして、かなり漫画っぽいなー、と思いました。
    静かに食いついてくる先生と
    協力的な彼女(2)の詳しさが面白かったです。
    ラストも「あぁっ」て感じで、可愛らしかったです。 

    『ナオミ女王様に仕えた日々』
    女王様のクオリティの高さ。
    (アフタートークによると、オーダーメイドらしい。
    ここの団体の衣装に対する意気込み、好きです)
    「女王様を何かに言い換えてるのかな?」と
    最初は思いましたが
    全体的な説得力がすごくて慣れさせられました。
    作中カテコの女王様がまだまだ「女王様」だったのも良かったです。
    (全体的なカーテンコールでは女優さんでした)

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    2016/02/21 12:28

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