ファニー・ピープル 公演情報 シンクロ少女「ファニー・ピープル」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    2ndシンクロ観劇atスズナリ
    力作、という表現が正確かは置いて、この語を当てたい。 発展途上の印象は拭えず、戯曲の隙も見えるし役者の(役づくりの)力量差も見えてしまう(もう一歩という箇所が・・、台詞のモンダイも・・)。んでもって、お話のほうは毒の擦り込みが効かない内に救い上げ、ドラマ的な山を作る意図が見えたり、思うに「苦悩」の掘り下げが足らない(としたら作家としてはもう一歩‥)のであるが、なぜか「悪くない。」、肯定評価をしたいと感じる自分がいた。
     だとしたらこの「不足感」は、完成形に接近しているために却って欠陥が浮き上がってしまう、あれか。
     好感触の理由は、「いま出せる全て」をやった、出し切ったという作り手の気迫のせいか、単純に使われた楽曲(時宜を得ていたぞなもし)にヤラレたからか。。 「惜しい」と感じたのは事実。この「惜しい」は「応援」の意味合いが大きく、芝居は何かに迫っている、そこをもっと掘り起こしてほしいという願いがセットである。
     だから「あそこも、あそこも」と色々と「難点」も挙げたくなる(それで補完しようとする)のだろう。
     しかし、それでは何に引き寄せられたのか・・? 多分、<人間をつかまえようとしている>作家の視線に、だろう。
     初日をみた。でもって楽日もみる、というプチ贅沢を一度やってみたいものだ。(やれないので、願望吐露)

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    2016/01/15 02:21

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