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シュレディンガーの猫たち
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公演情報
激嬢ユニットバス「
シュレディンガーの猫たち
」の観てきた!クチコミとコメント
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unicorn(1870)
満足度
★★★
肖像画
面白い。85分。
ネタバレBOX
漫画家(有栖川ソワレ)…今回の件を漫画にしようと皆を消そうとするが、風俗嬢に母のことを言われ、消えた。
保育士(今井和美)…いじめてたこと、子ができないことを悔やみ消えた。
風俗嬢(今村美乃)…落下しそうな母を救うことで最初に分岐した。唯一、子を身篭り、現世へ戻った。
CA(うえのやまさおり)…好きだった男に告白できず、外国人に暴行され殺された。風俗嬢の計らいで、穏やかに消えた。
探検家(関根麻帆)…「箱」のことを調べ理解していた、最後の分岐者。
編集者(傳田圭菜)…探検家に誘導され、皆の役に立とうと、消えることを推奨した。
大工(日和佐美香)…工務店の社長と不倫していることを悔やみ消えた。
主婦(南かおり)…「箱」のことを信じなかった分岐者。風俗嬢に想いを託し消えた。
パラレルワールド的に分岐した人生を歩む、現世で瀕死の女性8人が「箱」にて顔を合わせる。悔やむことで生き返れると信じた8人だったが、悔やむことで苦痛の中死んでいく。最後の分岐者(箱を理解している)探検家と最初の分岐者である風俗嬢が二人残り、肖像画の女性が母であり、母から虐待されていた過去が明らかになる。母を見捨てた過去を思い出し、探検家は消えていく…。
前半の現状把握的なとことか、面白味が薄いかなと。逆に、消えていくとこからはテンポ良くて、ガンガン消えていくなと。それでいて、背景も描き面白味が増してた。
人生を悔やむってあんまりしたくないことだけど、8人(一応一人)は、悔やむことで過去と向き合い未来を生きることとなったということか。
編集者とかCAの暗い現世話(特にCAの悲惨さと整形という自己否定的な行動)は、舞台にピリっとしたものを加えてくれてた。穏やかに消えたCAの魂に、安堵ともの悲しさを感じた。
ラストの風俗嬢の戸惑いで〆るのも良かった。一度は「箱」の中でみんなで子を育てたいと思った風俗嬢が現世に戻り子を産み育てることは、消えていったみんなの魂を背負うということなのかなと思った。
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2015/05/02 23:09
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