うーまくー 公演情報 さるしばい「うーまくー」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    沖縄のゲストハウスは心温まる
    沖縄のゲストハウスを舞台に、そこで生活し、または利用している人々の心温まる話。そこには診療所も併設されており...。

    この劇団はいつも日常の出来事をデフォルメして描きつつも、その奥には人間讃歌が流れている。自分は、前回観た公演「どっかこっか」のように強く印象に残る結末でなかったことが少し残念であった。
    当日は最前列(ミニ椅子)もぎっしり詰めた満席状態...約2時間は窮屈であったが、芝居は面白かった。

    ネタバレBOX

    ゲストハウスの住人は、元経営者の おばー(眞知)、現経営者 勝男(早戸 裕)、その友人 六助(天晴 一之丞)を中心に、大勢の人が出入りする。この人達の交流を通して精一杯生きる人達への讃歌になっている。また自然との共生をさりげなく訴えている。診療所に通う余命短い男の子と、姉の弟(既に亡くなっている)を想う追憶が交錯する終盤は感動的である。

    コミカルでオーバーアクションのような演技と細やかでさりげない演出が見事に調和していた。

    沖縄ではタイトルの「うーまくー」は、「いたずら」という意味らしい。少し気になるのは、おばー が台詞の中で「第二次世界大戦における沖縄戦のことを”いたずら”」という捉え方をしていた。多くの老若男女の方が犠牲になっているのに...。どうしても自分は違和感を持った。

    今後の公演も楽しみにしております。

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    2015/03/17 19:04

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