蛍の頃 公演情報 ペテカン「蛍の頃」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    田中真弓さん普通の役に思えた(^^)
    今まで見てきた役がコミカルなものが多かったので新鮮に感じました♪

    赤線が廃止された昭和という時代を通じた家族、
    というよりも親子の関係を描いた秀作と言えましょうか。

    開演時間が10分弱遅れた約2時間10分の作品でありました

    ネタバレBOX

    ふぅむセミドキュメントという話でした(^^)

    50歳も半ばを過ぎ、一人娘は結婚し、女房とは離縁され、会社もリストラ・・・。
    先に亡くなっていた父に加えて母も介護施設にて永眠した主人公が回想する亡き母→父、叔母。 生活の基盤にだった水商売の店(キャバレー シスター)で起きた様々な出来事を舞台上で見せる話でありました。

    でセミドキュメントという理由は、
    脚本さんの実母は93歳で未だ健在なのだそうです(^^)

    冒頭シーンは、白幕の前で山口良一さん演じる主人公=<とし坊(妻ミホコとは離婚し一人娘は家を出て生活)>が、母=<キヌコ>といろいろと話をして。 痴呆症状が疑われてDrの診察を受けて結果を聞き、過去を回想すると幕が上がって。 キャバレー シスターのセット内で人間模様=回想シーンが上演されてゆきます。

    幕が上がる前に話した内容は、母が父の浮気に腹を立てて家を飛び出し。息子と一緒に入水自殺しようとしたが、水面等から現れた蛍によってやめたという話あったです。 タイトルとオチに繋がります

    トシ坊は帰宅時酒臭く、学校行事にも東京へ出て行くときの見送りもしてくれなかった母が大嫌いでした。 が、本当の母の姿は、酒を受けない体質(お猪口1杯で顔が真っ赤になる)であるにもかかわらず。仕事だからと一人息子の学費の為に自分に出来る精一杯のこと=店の経営を頑張っていた愛情深い母親であったと息子は知ることになり、蛍をバックに幕は閉じるのでした。

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    2015/02/10 02:26

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