満足度★★★★★
”おこもり”と”へこおや”の因習
脚本が興味深く、舞台セットも十分な雰囲気醸し出していました。
役者も皆さすがと思わせる芝居でした。
まだ、どこかで表に出ない因習が残っていそうなそんな気持ちになりました。
ラスト前の揚場(あげば、関谷)、九(いちじく 、山下)、美女都出身でない妊娠中の沙織(さおり。松岡)の3者による沙織の夫の次郎の”へこおや”が受け入れられない気持ちのまま、最後に堕胎を口にしようとした時、長男の嫁でありながら子供ができない揚場が言った言葉と一滴の涙が零れるシーンは感動しました。(凄い!)
この場面だけでも観に来て良かったと思いました。
素晴らしかった。