満足度★★★★★
夏の舞台「サラ 」から繋がる、ダークメルヘンの好演
誰でも知っている、ようでいて良く知らないグリム童話の世界を、原作のもとになった伝承や解釈をもとに、多重人格など、現代人にも問題になる精神的な病巣なども織り混ぜて描いた意欲作でした。
ダブルキャストななので、両方観ました。
最終日ということもあって、皆さん気持ちがこもっていて、特に妃(魔女)の歪んだ愛情と美への執念を、籠谷さんは正攻法で、団長は執念を全面に出したような、気迫溢れる舞台でした。
脚本も、夏公演の「サラ」から繋がるような人の暗部に踏み込もうという、作者の田中円さんの気迫を感じました。
次回はブドリ以来の宮沢賢治とのこと、楽しみにしております。
2015/01/12 10:36
この度はご来場ありがとうございました。
しかも2回も。心より感謝申し上げます。
誰もが知っているけれど誰も知らない白雪姫。
虹創旅団の、田中円のオリジナルとしてお楽しみ頂けたようで幸いです。
サラもそうですが、なかなか言葉に出しづらい表現のしづらい問題を舞台としてお届けする。
虹創旅団の強みの1つだと思いますので、それが伝わっていれば嬉しいです。
今後もどんどんレベルアップをしていけるよう日々努力して参りますので、何卒宜しくお願い致します。
虹創旅団 波留橙太