ジャングル ~柔和なジャングルの猛者~ 公演情報 IQ5000「ジャングル ~柔和なジャングルの猛者~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    doisuru
    一見、おちゃらけているが。実に鋭い。現代の収奪の在り様の本質と、基本的対応を示した知恵のある作品。背景にある醒めた視点と現代社会の分析の鋭さに驚かされた。(追記2014.12.20)

    ネタバレBOX

    今作の作家と別々のニュースソースから、似た結論に達した。これは、少し考えてみる必要がある。敵は誰か? についてである。ヤバイ話はたくさんある。アメリカがイラクやアフガニスタンを攻撃する際、口実に使ったアル・カイーダ関与説。無論9.11に関してである。然し、同じ9.11は、アメリカによるアジェンデ政権崩落の日でもあるが、どれだけの日本人が、9.11にアジェンデ政権が、アメリカの周到なテロ計画の下で倒されたかを知っていよう。アメリカだけではない。日本人の殆どがまるで知らないイスラエルのテロに就いても、彼らが、アメリカ軍がファルージャ攻撃等で用いた戦法をイスラエルから派遣された軍事オブザーバーによって学んだことも。アメリカ軍の攻撃は、イスラエルが、ジェニンで行ったやり方を基本的に踏襲している。このことを知るべきである。
    アメリカの植民地である日本に関しても言っておこうか。ユーラシア大陸の西の外れと東の外れにアメリカは、テロ・プロパガンダの先生とどんな無理も聞く舎弟を持っている。未だ、中国もソ連も、直接アメリカに届くICBMを持っていなかった時代に、アメリカは沖縄に1300発の核弾頭を持ち込み、何時でも、日本の何処へでも持って行ける体制を整えていた。非核三原則など、無論、マヤカシである。憲法9条2項も、沖縄の軍事基地化と抱き合わせで考えられていたことは、アメリカの秘密指定文書が、解除期限を迎えて公開されている以上、外務省、現防衛省が否定しようが、すまいが事実と考えられる。日本の伝統的な為政者の態度が、三匹の猿で象徴されている通りであることは今更言う迄もない。
    更に付け加えておくならば、最近、新聞紙上でよく見かける“イスラム国”についても、彼らを生み出したのは、米英を中心としたイラク戦争であったことは、注意しておきたい。以前にも書いたが、イスラム国創設メンバーの中に、旧イラク軍の軍人や、フセイン政権下の官僚などが結構居たのである。だから、国家機能をそのノウハウを用いて立ち上げ、維持する能力を持つのである。現に、日本では殆ど報道されていないが、彼らは支配地域での医療、教育、福祉などでも、その能力を発揮しているのだ。ただ、戦争を仕掛けるだけの米を中心とする国家テロ推進者より、民衆にとってどちらが+と映るか。言う迄もあるまい。

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    2014/12/20 02:56

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