超天晴!福島旅行 公演情報 笑の内閣「超天晴!福島旅行」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    時事ネタ満載
    笑いっぱなし、面白かったです。

    ネタバレBOX

    福島への修学旅行案を巡る何回かの職員会議の様子を、過去の時事ネタを織り交ぜながら描いた話。

    旅行業者との癒着から従来の北海道を推す先生、学内での地位を守るため目新しさを出そうと考えた先生、出身地の福島を知ってほしいと思う先生、どうでもいい先生、被災者の気落ちを逆なでしてはいけないと考える先生など各自の思惑が交錯していました。

    時事ネタ満載の会議は、一番差し障りのある究極のメニューと至高のメニューの対決ネタで始まり、修学旅行で現地ガイドに暴言を吐いたネタによって出禁となり今の北海道に決まった経緯が指摘され一旦は北海道に決定しましたが、バスの手配を忘れた旅行業者ネタ、半沢直樹の土下座ネタがあって福島行きに決まりました。しかし、鼻血ネタで反対する理事がいて、物理の先生が科学的に説明はしたものの理事会で覆りそうな気配です。

    各自の思惑は色々あろうとも、福島の現状を自分の目で見ること、お金を福島に落とすことは大事なことです。フェリーから福島原発が見えることは初めて知りました。

    そうこうしている内に福島出身の先生がライバル校へ移って福島行きの修学旅行を実現させようとしていることが明らかになると、先進性を見せるためにライバル校に負けじと、むしろ今までとは逆に福島を推すために理事を説得しようと全員が一丸となって動き始めるのでした。

    浜通りを歌った聞いたことのあるようなオリジナル歌謡曲も素敵でした。

    笑いの内閣にはがなり立てる系の役者陣が多かっただけに、初っ端の男か女か分からない口語なんちゃらの小さな人ネタは後から考えると挑発的で強烈なコメントでした。口語演劇でも見てみたい気持ちもありますが、シリアスな内容だけにコント風の口調のままでも良いのかもしれません。

    0

    2014/12/06 10:59

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大