The appendix 公演情報 TABACCHI「The appendix」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    濃い
    濃い。

    4つの異なる役柄をどう演じるかを見せる芝居の格闘技のようにも見えた。
    それぞれ男女の役を入れ替えて、全部のパターンを観てみたいと思ったのは私だけ?

    気持ち的には、やっぱり男性側にたってしまうような。

    書きたいこといっぱいなのでネタバレへ。

    ネタバレBOX

    まあ、しょっちゅうニヤニヤさせられることが多かった。
    私個人が、基本的に皮肉とか、相手がいやがるようなことをわざというのが好きな性格悪い人間なので、ああいうやりとりは好き。

    ただ、誰が誰を攻撃しているかが、目まぐるしく変わるのと、会話だったり電話だったり、やりとりがいったりきたりするので、少しDistractされて集中し辛かったのは残念。

    あと設定がニューヨークで全体もアメリカンな印象なんだけど、東京でかつ日本人にして、もっとねちねちねちねちした感じにしてもいいかと思った。(例えば、相手の家の壁に落書きさせるとかいうレベルとか・・・。冗談です。)。多分、そこまでしたくないから、アメリカ、という設定にしたのかとも思うが。

    個々の役でいうと、

    百花さんの喜怒哀楽のリアルさに驚きながら、設定通りだと思いますが、典型的ないい人というか理想主義者というかそんな雰囲気が出ていました。
    その分、携帯が水没したのを見たときの喜びようは鳥肌立つぐらいだった。

    狩野さんの、食べるときやしゃべるときの「くちゃくちゃ」音を出すところが、嫌みな感じをより増殖させていて、全体としても嫌悪感を感じるぐらいの唯我独尊感がみなぎっていた。

    岡本さんは、ものすごい人当たりのいい"他人に無関心さ"が出ていたし、ものすごい嫌み感と、コミカル感が楽しかった。

    川島さんには驚かせられっぱなし。嘔吐・携帯・チューリップ。激しく自己認識が甘い人だったような。

    (それぞれの人物の印象は私個人の感想で、うまく言葉の表現も見つけられていないので作品の意図とはズレているかもしれないが)


    全体に話としては、携帯水没したぐらいであんなになるか、ということや、カバンを投げられたぐらいで、なんておもったり全体としてDisorganizedな感じはあったが、なんか意図があるようにも思いつつ。

    あと会場があの半分から3分の1ぐらいでもよかったかも。

    と書いて、自分の感想自体がDisorganizedということに気づいた。

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    2014/12/04 21:12

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