とけない鎖 公演情報 劇26.25団「とけない鎖」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    なんとも隣にありえるかもしれない話・・・・
    自分というものにあがいてゆく主人公と巻き込まれる周囲の人間模様が折り重なった約1時間50分

    ネタバレBOX

    主人公自身の実体験(たぶん中2時代=作中の過去です=実母が犯罪犯して逮捕され自分が父に東京に逃がしてもらうまで)を作品化した小説で芥川賞を受賞した主人公が、作品上過去と現在を交互に見せてゆく手法で展開する話です。現実同様に一時的にはワイドショーの主役話になるが、じきに民衆は他の話題に移ってゆくのでしょうが主人公の生活・人生は周囲の人間と共に歩んでゆくのであった。という感じです。金銭にだらしなかった実母は愛人(女性=職場の同僚=看護士さん=同居させてます)と共に保険金殺人して死刑判決を受けている現在に、その母からの愛が得られずもがいていた主人公が母の逮捕に伴い家を出て東京に出るまでが同時進行で演じられていきます。
    芥川賞受賞作品タイトル=マーゲンチューブ=を舞台のバックにぶら下げて、パイプなどもユニークに配した舞台美術でした。場面転換用の自転車として用いるために回転椅子の背もたれを自転車前輪部とくっつけた発想はユニーで見ていても楽しめました。
    ただ自分的には粛々と進んでゆく話の進行速度にチョット~感がありましたな
    手助けしてくれる周囲の人間の優しさなどにも気付かず、ひたすら自分の望み=母からの関心を得ることに執着する主人公は人間らしかったです。→娘に無償の愛を向ける自衛官の父(服装はGoodでしたぞ(^^)が気に入りました(刑務所から送られる手紙の閲覧印を人に見せないようにと転送するという話も細かくてよかった)。で~主人公の妹はどうしているんだろう??とか疑問でしたが、作品上は無視されてましたな。マザコンの叔父=教師=&その母(ばーちゃん)とあくの強い実母さんは、らしい演技が良かった。巻き込まれる愛人さんとかの弱弱しさもらしかったです。

    客層が男性多くて女性が10人にも満たなかったのも印象的でした

    10周年記念で、初の物販=限定Tシャツ(増販とかも予定は無いんだそうだ)作ったそうですが、男性のものは完売したそうです。今回の台本も販売していますと。

    しかし母からの愛を得たいという思いが強いので無視してもよいんだろうが、自分が殺人犯の血をひいているという葛藤は薄かったなぁと思えた。そっちの方が何か苦悩しそうに思えるのだが・・・・・。

    (ワイルド7の主人公さんと同じ悩みだねぇ・・・とも思ったさ)

    でもなぁ中学生で母親から小遣いで万単位の額貰って遊んで生活する主人公と、その金で一緒に遊んで飲み食いする親友の関係とかは何か薄っぺらくて共感は出来なかったなぁ。衣食住が保障されてて愛まで欲しがるのは欲張りだねぇとか思ったさ。

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    2014/11/24 07:31

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