月光条例 公演情報 カプセル兵団「月光条例」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    丁寧さとテンポの良さのいい塩梅(あんばい)
    漫画「月光条例」が丁度週刊少年サンデーで始まった頃に
    サンデーを買うのをやめてしまったのと、

    当日パンフで確認した登場人物の多さ(30人以上?)とに
    「ちゃんと物語理解できるかなあ?」という不安があったのですが、

    いざお芝居が始まってみれば主人公始め数々の役どころと
    その背景設定が観客を混乱させないぐらいの
    ほどよいペースで登場していきつつ、
    お芝居としてのテンポは中だるみさせずと

    丁寧さとテンポの良さとが光るお芝居でした。


    そして登場人物がお伽話の各役どころというこの舞台、
    カプセル兵団のいつものビジュアルイマジネーション演出に
    +αで衣装や(手作り)小道具がこれまた活きて各役が映える映える
    、観劇のみでなく目にも楽しい舞台でした。
    (鉢かづき姫がまさかスピニングバードキックするとはアクションにも驚きです。)

    そして原作の良さなのでしょうが、「お伽話」の多くは
    ただ楽しいではなく、悲しさの中に作者がテーマを語るものが多く、
    そのテーマ性が本劇にも活きているので泣ける場面も多々、
    原作をほぼ知らない自分でも
    本作は思わぬ大作だった、と納得の出来る作品でした。

    ネタバレBOX

    原作設定なのでしょうが、主人公が実は
    チルチルミチルのチルチルであり、
    大罪を犯した罰として7日後には
    「青い鳥」の世界から出る事を禁じられる、

    しかしかぐや姫を幸せにするという「センセイ」との約束、
    そしてかぐや姫に関わるであろう謎の集団、
    後編が今から楽しみです。

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    2014/11/15 16:59

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