黄昏にロマンス ―ロディオンとリダの場合― 公演情報 (公財)可児市文化芸術振興財団「黄昏にロマンス ―ロディオンとリダの場合―」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    とてもおしゃれな二人芝居
     最近毎年観ているala Collectionに平幹、渡辺美佐子の二人芝居ということで初日に吉祥寺に出かけていきました。迂闊にも、観劇まで気づいていませんでしたが、昨年カトケンと戸田さんで本多劇場で観劇した『8月のラブソディ』と同じアルブーゾフの『OLD WORLD』(英訳)からの翻訳劇でした。
    ロシア演劇には残念ながら疎いのですが、ソ連時代とは想像できないオシャレな恋愛劇(2幕8場、休憩15分の2時間10分)です。
     1968年の8月の約1ヶ月間のロディオン(サナトリウムの院長。海外一人娘がいる。最愛の妻は独ソ戦で亡くなっている)とリダ(元女優さん。今はサーカスの切符売り?。前夫との一人息子を戦争で亡くしている。)の出会いから別れ(最後は別れられずに戻ってくる)の物語。
     本当にスマートな会話劇(戦時中の二人の苦労や悲しみ、亡き妻の墓に花を欠かさない等のエピソードは、単なる恋愛劇以上のものにしています。)で、二人のゆっくりとした関係の変化が小気味よく、劇中のダンスシーンには、客席が拍手がおこる素敵な舞台でした。

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    2014/11/02 03:01

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