『いのちの石』 公演情報 演劇ユニット インスピッ!!「『いのちの石』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    生きた証として
    コミカルな登場人物がいて、なかなか笑える。
    ただ物語の本筋は、登場しない亡くなった化石好きの教授の考え。
    興味深く、観劇した。
    上演時間約120分。

    ネタバレBOX

    生物は死んで、そこに生きた証として、石(化石)となって残る。
    化石の好きだった教授は、自分もそうなりたいと願い、遺言としてその想いを残した。

    役者の皆さん、それぞれの持ち味を活かして好演していた。
    特に印象的だったのは、串田えみさんと島田晶子さん。
    2人とも登場しただけで、その場の雰囲気を変えた。
    個性的な役柄は多かったが、レベルの一段高いところで雰囲気を変えたように個人的には思えた。
    あとは斎藤雅樹さんはもしかして声優が本業なのかな。
    声がとにかく存在感を感じた。

    ちょっと疑問なのは、脚本家がいないユニットのようなので、脚本は好きなものを選択できたのに「なぜこの演目を選択したのか」ということ。

    ユニットの当公演の目的は役者の成長のため、なのかな?
    それなら合点がいくのだけど。
    というのは、この脚本自体は分かりやすいようにみえ、結構複雑で奥が深いようにも思えるので、万人向けには思えない。
    どの客層(性別、年齢等)に向けて、この公演を行ったのかが、個人的にはちょっと分からなかったので。。

    演出は個人的には好み。
    パンフレットにも記載のあるとおり、歌を取り入れ、あえて役者陣にチャレンジさせるというのは共感できたし、実際楽しめた。

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    2014/09/28 22:25

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