今後が楽しみな団体ではある(今日最終日なのでネタbox使いません)
まず。観客全てが早稲田大学構内を知っている訳ではない。
初めて足を踏み入れる私には、迷路のようだった。
実際、早稲田大学には着いているのに、構内及び周辺をさまよい、一時間弱会場にたどり着けなかった(地図の読めない女でご迷惑おかけします)。もうこの時点で帰りたくなった。
正門と会場前にしか看板がないのは、外部の人間に不親切。矢印の一つも欲しい。
スモークを客席の後ろに設置するのは初めてのケース。気持ちの良いものではない。吹き出し口直前に座ってしまったので、喘息患者としては、本当に席変わりたかった。観客に向かってスモーク射出するって、ありなの?
さて、本題。「あだちンち」というタイトルであるが、そこに行き着くまでの珍道中という感じ。
まず舞台。いやー気合い入ってます。
舞台の上に更に円形舞台(中心部以外が人力で回せる)が乗っており、その他の舞台上も使用する。
この残ったスペースと照明を使った場転は良かった!
次に脚本。
多少話の展開が強引ではあるが、良いタイミングで笑いを入れていた。笑わせて頂きました。
横浜~東京の地理を知っておくと、すみれがどういう経路でどこまで進んでいるか分かって更に楽しめるかも。
ただ、点在するすみれや西宮が騒ぐシーンは一つ一つがちょっと長いかな。
そしてキャラが生きていない(共感できない部分がちらほらある)
一つ例を挙げると、しばけん。軽い気持ちとはいえ、あだちの不幸を願ってしまい、本当にそうなってしまったら、普通自分を責めないか?すみれでさえフリーズして呆然としているのに、結構スルーだったのでびっくり。そのすみれを心配する気持ちが勝ったとしても、人としてどうなの? というような。
そして役者陣。
言葉を「話そう」。「会話」しよう。言葉を「垂れ流す」のと、「会話する」のは大きく違う。
すみれ、発声練習しよう。これは脚本のせいもあるかもしれないけど、息切らしてる場合じゃないよ。早口の部分は上記のことも含めて。
そして最後に。
アンケートを書いてもらうなら、上演後だけでも、もっと客席を明るくしないといけないと思う。
何か上から目線の内容になってしまったような気がする。
読まれた方、お気を悪くなさらずに。