変則短篇集 組曲『空想』 公演情報 空想組曲「変則短篇集 組曲『空想』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    不思議な感覚
    軸になってる男女の話で終盤涙止まらなくなった。がっつり来るのではなくじわじわと、気付くと最後の方は何かずっと泣いていて自分でも吃驚。何でそうなったか分析することは出来ると思う。でも、観ている時はただ訳もなく涙が止まらない。そんな不思議な感覚。

    ネタバレBOX

    それぞれの話が時系列で繋がる伏線回収の流れである結末に向かっていく事が予想される哀しさ。なのに最後の仕掛けで淡い希望が見えてきて思わず幸せを願わずにいられない。直前のギャルソンとシェフのやり取りもガッチリ効いていて、各々の別れの形の切なさの対比も泣ける。

    サイドストーリーの『天使が通る』と『彼に似合う職業』も良かった。前者は心温まるストーリー。個々の独立した短編としては、これが一番好み。後者も近いテイストかと思っていたら、そこからひっくり返された。これも変則短編組曲ということで構成の上手さか。ダマされた。

    全編を通じてだが、葛木英ってこんなに可愛かったっけ?というぐらい可愛かった。メインストーリーのシーンも、ファミレスのシーンも相当なギャップ萌え。あと、今年のクロムの本公演でも思ったが、カーテンコールの際のやり切った感が観ていてホント清々しい。

    非常に残念な事に公演中に携帯鳴らしたバカがいた。今年二度目のガッカリ。基本的なルールが何故守れない。で、怒りついでに空想組曲の制作担当者様へ、受付開始時間と開場時間がこりっちの受付メールと違い過ぎます。季節と劇場の位置を考えてもっと誠実な対応をお願いします。

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    2013/07/25 01:14

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